コンサルタントとしてチェックしておきたい本があります。
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MQ会計やTOCなどを広める「会援隊」という活動をしている知人の相馬さんが、
銀行員向けの面白い本を書きました。
このメルマガには会計士や税理士の方も多いので、
興味を持つ方が多いのではないでしょうか。
●事業性評価実践講座―銀行員のためのMQ会計×TOC
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4502216615/ritz0c-22/
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一般的な会計・経理の本とは、明らかに一線を画しています。
私がこれまでお付き合いしたことのある銀行員の方は、
企業に対するアドバイスは、
お金を使うことよりも、節約することばかりでした。
私自身、売上を伸ばすことには限界がないものの、
コスト削減には、すぐに限界が来るので、
そのような考え方には懐疑的でした。
本書は前半で、MQ会計という考え方を使って、
それを論理的に説明してくれます。
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後半ではお金ではなく、企業におけるボトルネックを中心に
改善を行うフレームワークを伝えてくれます。
銀行員の方はお金しか見ていないので、
業務を捉えることが苦手。
そういう方に1つのフレームワークを与えてくれます。
私の場合、ネットワークエンジニアだったので、
ボトルネックという概念は非常にしっくり来ます。
というより、自然にこういう考え方をしていたように思います。
偶然、本書を読む前に、ある企業に
「ボトルネックを改善しましょう!」と提案をしている最中でした。
ただ、本書を読むことによって、考え方が整理されました。
「過去のお金を見ることしかできないなぁ〜」
というのは、これまでコンサルティングやセミナーでお会いした
多くの会計士・税理士から聴いたコメントです。
そういう方々にとっては、非常に参考になりそうです。