ツール・アプリ活用

IoTとSNSは、こんな感じに似ている

インターネットの登場により、世の中の全てのヒト・モノ・情報がつながる土台ができました。
私は以前から「IoTとSNSってなんか似てるよね」と思っていて、今回はそれを考察してみました。

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自動化と自律化

その前に自動化と自律化について考えてみます。

ざっくりと言えば、自動化は人間がモノに対して指示を出したら、あとは手放しでもやってくれること。
洗濯機に洗濯物を突っ込んで、ボタンをポチっとすれば、洗濯が終わっている状態。
トースターにパンを入れて、ポチっとすれば、パンが焼かれている状態。

自律化は、もっと高度です。
処理を終えた後に、人間へのフィードバックがあるからです。

スマホの音声アシスタント(Apple SiriやGoogle Allo)に「近くのカフェを教えて」と言えば、

  • スマホは自分の現在位置を確かめ
  • 近所のカフェを検索し、地図に表示した上で、
  • 「こちらでいかがですか?」みたいな返事を画面に表示してくれます

自動化と自律化の違いを図に表すと、こんな感じでしょうか。

実際には自律化は1つのモノで閉じるわけではありません。
例えば上述のスマホの音声アシスタントの例でも、モノ(スマホ)がインターネットを利用して、近くのカフェを検索しています。
人間側は強く意識しませんが、裏でモノ同士がつながり、連携しているのです。

 

IoTはモノとモノがより高度に連携する世界

IoT(モノのインターネット)とは、よりモノとモノの連携が高度化していきます。

例えば、ドイツが提唱している「インダストリー4.0」の構想は、ドイツ中の全ての工場をつないで連携させることです。
消費者が「こんなモノが欲しいな」と思うと、技術力・設備・材料・在庫などの情報が高度に連携して、

  • どの工場とどの工場を稼働させるか
  • どの設備を使うか
  • どこにある材料を使うか、などを判断し
  • 物流の手配、まで済ませてしまうのです

その顧客一人のためにカスタマイズされた製品を、大量生産の頃と同じコスト・時間で作ってしまうことが目標です。
ですから、そういうことが実現できるように、単に設備同士をつなぐだけでなく、データ形式の標準化などを進めているのです。

モノをネットに接続したからIoTなのではなく、新しい価値を創造するところがIoTらしさと言えるでしょう。
(良く混同されるM2Mは、価値創造よりは効率化の要素が強いです)

 

ヒトとヒトをつなげるSNS

このブログをご覧の方の多くは、FacebookやLINE、InstagramなどのSNSをやっているでしょう。
IoTの図と近い形で図示すると、このようになります。

一般的に、自分とつながっている人(友達)同士の動きが見えて、友達の友達などの動きは見せません。
グループ機能を使って、プロジェクトを進めていくこともあるでしょう。
それはあたかも、IoTでモノ同士が連携して、何かの成果を出していくかのようです。

なお実際には、人と人が直接つながっているわけではなく、スマホやパソコンというモノを経由してつながっています。
というわけで、今後はIoTとSNSの図を足したような世界が出来上がっていくと考えられます。
(私の図示能力が足りず、分かりやすい絵が描けませんでした。。)

インターネットに人とモノが混在した世界になっていくのです。
そういう世界が到来したとき、人間が使う主なデバイス(端末)は、スマホではなくなると予想されています。
パソコンによるキーボード入力は、1800年代後半にタイプライターに実装されてから、進化が止まっています。
スマホはフリック入力など、多少は進みましたが、人間が指を使って入力することは変わっていません。

そんなわけで音声入力をするためのスマートスピーカーが次々とリリースされているのです。
スマートスピーカーや音声入力の話は、また別途記事にしたいと思います。

今回は「IoTとSNSを足し算したような世界が、もうそこまで来ている」というところまででした。

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【編集後記】
士業・コンサルタントの独立支援を目的とする
メルマガ『非常識なコンサルタント』の発行を、今日で最後にしました。
このブログを含めて、どのように情報発信していくか?を再度、設計し直します。
今までお読み下さった方、本当にありがとうございました!

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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