今日の午前中は、海でのスイム練習でした。
そこでコーチの話から、改めて感じたことを。
自分で決めること
「トライアスロンは自分で決断することが大事」
今日の練習で何度も言われたことです。
- スタートの合図がなったから即出るか、少し待って後ろからスタートするか
- ブイをギリギリ攻めるか、ゆとりを持った外側から回り込むか
- 周りの人を信じてヘッドアップせずに進むか、自分自身で方向を確認するか
- 給水するか、しないか
- 靴下を履くか、履かないか
- 休憩するか、進み続けるか
- リタイアするか、続行するか
細かなことからレース結果に直結することまで、全て自分で決める必要があります。
しかも3種目からなるスポーツで、
補給やトランジット(スイム→バイク、バイク→ラン)もありますから、
その都度、判断を求められるのです。
老人でも若者でも、社長でもフリーターでも、女でも男でも、ひとたびレースが開始すれば1人の参加者です。
誰が助けてくれるわけでもありません。
今何をするか?困ったとき・苦しいときにどうするか?
全て自分で決めるスポーツです。
パニック時には何も判断できない
そして特にスイムで多いのが「パニック」。
色んな定義があるのでしょうが、「自分で判断できない状態」と今日の練習では定義されていました。
スイムで良くあるのが、異常が起きているのに止まる・休憩することができなくなってしまうことだそうです。
恐怖心から、陸に上がることが優先されて、前へ前へと進もうとしてしまうのではないでしょうか。
あるいは周りが全員、前進していることから、止まることに恐怖を感じてしまうのかもしれません。
先日の横浜トライアスロンで、私はスイム時に半分、パニックに陥りかけました。
https://biz-it-base.com/?p=8454
心拍数が上がりすぎて息ができなくなり、慌てて咄嗟に背浮き(空を見てプカプカ浮かぶ)をやりました。
ただ、本来の背浮きはリラックスするのですが、そのときは慌てていて、周りをキョロキョロ。
顎を引いてしまうので、腰が落ちて浮かなくなってしまったのです。
そしてライフセーバーに助けを求めたのでした。
ライフセーバーを呼べる程度の判断力が残っていたことが何よりでした。
そして、数分の休憩の後に、「もう1度進もう」と決められたこと。
自分で判断できたから、完走の果実を得ることができたのです。
私たちは普段から判断できない「パニック状態」になっているのでは?
このように人間、パニック状態では、自ら判断を下すことができなくなっています。
ただ、冷静に考えると、私たちは日常生活から「パニック状態」に陥っているのではないでしょうか?
- 人に決められた時間・場所に、満員電車に乗って出勤している
- 上司に言われた仕事を、何も考えずに受け入れて対応している
- 自分の仕事は終わったのに、周りが残っているので帰りにくい
- 断りきれないので、会社の飲み会に参加している
- しかも二次会も行かざるを得ない
- 「それがうちのやり方だから」を受け入れている
- 意味がないと確信しているのに、週報を提出し続けている
- 用もないのに、ついついメールをチェックしている
このように強烈な同調圧力があるにも関わらず鈍感になり、感覚がマヒしているのです。
そして自ら判断を下すことなく、周囲の空気に流されているのです。
そう考えると、トライアスロンで鍛えていることの1つは、間違いなく「決断力」です。
1つ1つ、他者の話を鵜呑みにしないこと。
同調圧力に屈するのではなく、自分はどうしたいのか?どうありたいのか?からスタートすること。
そんなある意味で当然のことを、トライアスロンを通じて学んでいるのかもしれません。
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【編集後記】
夕方に息子のサッカーの応援で、熱く応援してきました。
チーム全員、今までで一番の動きを見せて、堂々と優勝!
結果以上に、子どもの成長を見られたことが嬉しくて、涙を我慢し続けました・・
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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