年末年始、時間があったので、今のうちにビッグデータを読んでおきました。
- ビッグデータビジネスの時代 堅実にイノベーションを生み出すポスト・クラウドの戦略/鈴木 良介
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野村総合研究所(NRI)の方が書かれています。NRIの方が書かれた本ということでは、以前に『クラウドの衝撃』を読んでいます(そのときの感想はこちら)。『クラウドの衝撃』ほど、のめりこんで読んだ感じではなかったのですが、非常にためになりました。
技術的には突っ込んだ内容は無いものの、『ビジネスの時代』というだけあって、ビジネスにビッグデータを活用していくときの課題や、活用事例などが盛り込まれています。ビッグデータを活用するための技術的な下地は、クラウド等を含め、かなり出来てきているものの、利用者企業が一般的に活用するに至るまでには、もう少し時間が掛かるのでは、と感じました。
逆に言えば、ビッグデータを活用するためのハードルをいち早く越えた企業が、ビジネス上、大きな優位性を手に入れることが出来る、と示唆しているようにも思います。課題の中で最も大変であると、私が感じたのは、人材の育成です。利用者企業のビジネスを理解しており、ITにも深く、データを活用するための統計学などにも造詣がないといけないらしいです。自分がそこに行くか?などと一瞬考えつつ、今年最初に読み終えた書籍となりました。
もう1冊、読んでみたけど、個人的には期待した内容とは少しずれていた、クラウド関連の本もありましたが。こちらは割愛。