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IT企業支援のワークショップを行いました

昨日はIT企業に関わる人が集まり、ワークショップを行いました。

創業支援(経営コンサルタント)、マーケッター(Web)、人材コンサルタント、エンジニアと多様な方にお集まりいただき、IT業界・IT企業が抱える課題を挙げたりしつつ、かなり自由にディスカッションを。

 

IT業界、その中身は様々

私はこのところ、中小IT企業を支援することが多いので、「IT企業」というと、ついつい中小企業をイメージしてしまいます。
しかし当然のことながら、そこには大企業もいます。
そして、その事業内容も様々。

ハードウェアを作る企業もあれば、ソフトウェアを作る企業もあります。
ソフトウェアをパッケージで提供する企業もあれば、クラウドサービスとして提供する企業もあります。

そんな中、議論が個別企業に特化しすぎず、かつ業界をキレイに分類してくれたのがエンジニアのSさん。

縦軸は、エンタープライズ(大企業・大組織)向けのシステム・サービスを提供しているか、
あるいはスタートアップ(中小企業・中小組織)向けのシステム・サービスを提供しているか。
概ね、その企業の組織サイズにも合っているでしょう。

横軸は、その企業自身の商品・サービスを開発しているか、
あるいは顧客企業(他社)のためにシステムを開発しているか(要するに受託開発)です。

 

エンタープライズ向け受託開発はブラック真っ只中

このマトリクスが出来上がった瞬間、
「うわ〜、1の仕事やりたくねぇ〜」と満場一致の声が上がりました(笑)

未だに終わりが見えない、どこかの都市銀行のシステム統合プロジェクトとか、
何であんなシステムが出来上がってしまったのか、国が作ったなんちゃらナンバーのシステムとか、
迷走しているとしか思えないプロジェクトが、参加者の頭をよぎったに違いありません。。
あるいはそれぞれに、自分が過去に大変な目に遭ったプロジェクトを思い浮かべていたのかも。。

私自身、前職の顧客は超大企業ばかりでしたので、1の領域の仕事に携わっていました。
大企業ゆえの意思決定のややこしさ、責任の不明確さ、プロジェクト組織運営の難しさなどを痛感しています。

「IT業界はブラックだ」という声を良く聞きますが、基本的にこの領域がブラックの根源なのだと感じています。
ここを正面突破で変えていく方法もあるのでしょうが、私はそれは諦めました。
それよりも、社長の一存で組織が変化しやすい3、4の変革をしたいと思っています。

特に3には1の下請け・孫請けとして動いている中小企業がたくさんあります。
この企業たちが、自らビジネスを伸ばし、下請け・孫請けから脱却することによって、大企業は仕事の投げ先がなくなります。
それが間接的に1の改善を促すのです。

なお補足しますと、今回は主題ではありませんので詳細は省きますが、3の領域で、単なる下請け・孫請けではなく、ビジネスモデルを工夫するなどして成果を上げている企業も出てきています。

 

自社サービスを開発するスタートアップを増やしたい

このマトリクスを見て感じたのは、日本には2が少ないこと。
ここに属する企業の例は、マイクロソフトやオラクル。
セールスフォースやAWS(Amazon Web Services)などのクラウドサービス提供者もここですね。

日本企業では、Kintoneを提供するサイボウズがマーケットを国外にも広げつつあるので、頑張って欲しいです。
そしてソラコム。企業規模では、まだスタートアップですが。
こちらも一気にマーケットを広げていますし、需要が急激に伸びるマーケットなので、期待しています。

私は、4(スタートアップで自社商品・サービスを提供する企業)を増やしたいと考えています。
3で下請け・孫請けしていた企業が、自社の商品を創り出すことで、4に移ってくることもあるでしょう。
4の企業が増えて、成長を続ければ、サイボウズやソラコムのように2に上がる企業が増えるかもしれません。

今、支援しているIT企業も、ほぼ全て4の企業です。
企業ごとに、技術、人材、資金、販路開拓など、様々な課題を抱えています。
昨日ディスカッションしたような仲間を増やしつつ、企業がより良くなるご支援ができればと考えています。

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【編集後記】
朝出かけたら、ちょうど小学校の入学式が始まる前でした。
爽やかに晴れて、入学式日和ですね。
子どもと、その両親が楽しそうに写真を撮ったりしていました。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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