経営・セルフマネジメント

上司の言うことを鵜呑みにするのは止めましょう

大組織で働いている人を観察していると、上司の言うことを、そのまま受け入れる人が実に多いことに気付きます。
でも、それで良いのでしょうか?

 

上司の言うことが制約条件になってしまう

上司が何かを発言すると、それをそのまま受け入れて制約条件にしてしまう人がいます。

「このシステムには2億円までしかかけれられない」
「3月中に作り上げろ」
「あのベンダーが良いらしいよ」

本当に経営上の制約条件のこともあれば、単なる思いつき発言も多々あります。
大きな組織のエライ人は、得てして後者が多い、と個人的には感じています。

そんな思いつき発言を真に受けて、全てを制約条件として捉えてしまう。
仕事がどんどん厳しく、つらいものになっていきます。
そうやって疲弊していく人を、これまでに何人も見てきました。

 

上司が本当に望むのは、提案してくれる人

一方で、その発言の背景をちゃんと確認する人がいます。

「何で2億円まで何ですか?」
「4月から何に使うんですか?」
「と、言いますと?」

発言が思いつきだった場合は、その時点で適当さが露呈します 笑。
適当な発言だったと分かれば、それは制約条件ではありません。
適当に流せば良いのです。
(最も良くあるのが、さらに上の上司に良い顔をしたいから、と言うような個人的な理由だったり。以下、略。。)

ちゃんと確認した上で、上司に対して提案をするのです。

「あと2千万円使えると、ここまでいけます」
「4月から、この部分はリリースしますから、こっちの部分はもう少し待ってもらえますか?」
「このベンダーを使うと、この点は良いですけど、この点はうちに負荷がかかります」

上司だって成果が欲しいですから、ちゃんとした提案を欲しがっています。
ですから提案をした方が良いと思っています。
自分の主張が通れば、制約条件が緩くなって、働きやすくなりますし。

 

押し付けるよりも、支援型のリーダーに

逆に上司側の視点から見てみます。

大前提は思いつきで発言をしないこと 笑。
(笑っている場合じゃないですね、大組織には本当に多いです)
実働をする部下達が、ちゃんと動きやすい環境を作って欲しいと思います。

「頑張れ」「気合」「根性」「やる気」「もっと」「こんな感じ」

こんな曖昧な指示で、人が動けると思わないで下さい。
私の感覚では、指示を押し付ける上司は、ますます嫌われる傾向にあると思います。
適当な指示を押し付けたら、もっと嫌われるのは当然です。
働きにくい環境を作ってしまっているのだから、致し方ありません。

それよりも、チームが機能するような環境を創り出す支援者になること。
支援型リーダーシップみたいなことが言われるようになっているのも、
それが求められているからではないでしょうか。

そして部下からの発言を良く聴くこと。
反発されたくらいで怒らないで下さい。
その器がないのだったら、マネジメントから降りたほうが良いでしょう。
みんな成果を上げるために意見しているのですから。

世の中に、もっと支援型のリーダーが育ち、
そこで働く人が能力を発揮して、楽しく仕事して欲しいと思います。
(組織の規模が大きくなるほど、本当につらそうに働いている人が多くなるように感じています)

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【編集後記】
だいぶ久しぶりに平日にランニングしました。
今週末、フルマラソン(古河はなもも)なんですが、
あんなに長い距離を走り切れる気がしません(笑)

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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