私のキャリアをご紹介するマニアックなシリーズ。
中小企業診断士の勉強を通じてマーケティングに興味を抱き、マーケ部門に異動してしまいました。
思ったのと違うマーケティング部門
私は診断士の勉強でマーケティングに興味を持ち、
より実践的に深く身につけたくて、佐藤義典さんの本やセミナーを中心に学びました。
その後、わくわくしてマーケ部門に移ってみると、
そこで行なわれていた業務は、私が学んだ「マーケティング」とは程遠いものでした。
顧客管理は営業部門任せ。
商品の企画やプロモーションは仕入れ元となるメーカーに従うのみ。
顧客面でも商品面でも、制約事項があまりに多かったのです。
それでも事業部門にいた経験を活かして、
全社マーケティング部門と事業部門の間の風通しを良くしよう!と張り切って仕事をしたのでした。
プレスリリースの対応をして、IT系メディアで自分の写真を見たときには驚きました。
自分の書いた記事が雑誌に掲載されたときには、形になる仕事に喜びを覚えました。
事業部門、そしてもちろん顧客が喜ぶソリューションを生み出したり、プレゼンができたときには充実感でいっぱいでした。
社内・社外でITトレンドを追いかける
マーケ部門とは言え、IT業界にいる以上、技術を追いかけないわけにはいきません。
私はそれまでのネットワーク・サーバ・仮想化というエンジニアスキルだけでなく、
より幅広くITという技術や業界、ソリューションを捉える必要性を感じました。
当時はクラウドが台頭し始めた頃。
ネットワーク・サーバと個々のパーツは知っていても、
どういうアーキテクチャーでクラウドが実現されているのか?が分かりませんでした。
細かな技術は分からなくとも、仕組みを理解しなければ、
そのメリット・デメリットを把握できません。
非常に助かったのが、会社の大先輩からのレクチャーでした。
夜遅くに2~3時間、会議室に篭って1対1で、ホワイトボードに書いては消して。
質問しては教えてくれ、また質問。
この時間があったことで、正に「全体像」をつかむことができたのです。
そういう大先輩に恵まれたこと、今でも感謝しています。
それと同じ頃に、社外のセミナーも受けに行きました。
後に『ITトレンド』を共著することになる斎藤さんの「ITソリューション塾」を受けたのです。
それまで「ITインフラ」しか分からなかった私に、より広い視点を与えて下さり、
また、頭を整理することにもつながりました。
自分でも、この塾を発見して参加したことは、ファインプレーだったと思います。
中小企業診断士を取得し、オールマイティを目指す
診断士は、異動後の最初の試験に合格し、切符を手に入れました。
現場を知っている。
全社部門としての文化も身につけつつある。
ITの全体像を見渡す眼もある。
そして、診断士の勉強を通じて得られた全般的な知識がある。
そんな状況になったとき、気付くと私の仕事は「こぼれ球」を拾うことが増えてきたのでした。
既に回っている仕組みは、チームメンバーに任せておけば大丈夫です。
それよりも、イレギュラーが発生したときに、「全体観」を持って判断することが求められたのです。
今まで自社でやったことのないビジネスモデルに取り組むとき。
購買部門との複雑な調整が発生しました。
リース会社と協力して、単純な販売ではない仕組みを考えました。
単純なマーケティング・プロモーションの仕事ではなく、
「顧客が悩んでいることは何か?」
「その悩みを解決するソリューションは何か?」
こういう根底から考えるようになったのは、このときからのことです。
さらに、考えるだけでなく、実装しなければいけないのですから、
エンジニア時代に実践していたプロジェクトマネジメントのスキルも活かされました。
こうして、マーケティング部門に異動してからの濃密な4年間が
あっという間に過ぎていきました。
この4年間は、私にとって会社員としての最後の4年間でもありました。
その他のキャリア履歴は、プロフィールページにリスト化しています。
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【編集後記】
朝、思い出したように息子にサッカーの朝練に誘われました。
普段は月曜日にやっているのですが、昨日は忘れていたとのこと。
朝書くはずだったブログが夜になってしまいました。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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