世の中、正解が明確に分かることは、ほとんどありません。
正解が決まっているのは、幼い頃の学校のテストくらいなもので、
ビジネスの世界においては、正解のない問題ばかりと言えます。
では、正解のない問題に対して、どうやって正解に近付いていくのか?
私なりの考え方をまとめてみました。
まず、間違いを知り、それを避ける
先週、バイク(自転車)の乗り方セミナーを受講しました。
そのときに非常に分かりやすいと思った教え方がありました。
敢えて、間違ったバイクの乗り方・こぎ方をするのです。
その後、正しい姿勢に直してみると、いかに非効率な乗り方・こぎ方を
していたのか?に気付かされます。
(同じギアとは思えぬほど、ギアの重さが軽く感じたのです)
ダメだったときのことをカラダに記憶させることによって、
「こうなってはいけない」と正しいフォームに修正することができるのです。
私が3日前の記事(中小企業診断士:試験に合格しない人の共通点)を
書いたのも同じ理由です。
合格しない人の動きを明確にし、それを避けることによって、
正しい勉強法を身につけて頂くことが目的でした。
ビジネスにせよ、受験勉強のやり方にせよ、バイクの乗り方にせよ、
「明確な正解」は存在しないまでも、「間違ったやり方」は存在します。
それを避けることによって、確実に正解に近付いていくことができるのです。
(私は、バイクの乗り方は、まだ明らかにバグを引いているのが分かるので、
もっと改善するためのトレーニングが必要なのですが。。)
間違いではない状態から、自分にあった状態を探す
とりあえず「大間違い」をしなくなれば、そこから先は自分との対話です。
バイクであれば、自分の骨格や筋肉、柔軟性などによって、
自分にとって最も最適なフォームは少しずつ変わるはずです。
勉強法であれば、自分の得意・不得意科目や、
試験までに残された時間などによって、最適な勉強法が変わるでしょう。
「大間違い」をしなくなった先は、色んな方にアドバイスを頂きながら、
微調整を繰り返していく必要があります。
先週、よこはま月例マラソンで20kmを走っていたときのことです。
ランニングは、もうそれなりにやっていますので、
フォーム修正することは、そんなに考えていませんでした。
しかし、ふとした瞬間に、肩に無駄な力が入っていたことに気付きました。
力を抜いてみると、一歩一歩の伸びが変わるじゃないですか!
リラックスし、力を発揮するのを一瞬に集中することで、
無駄な力を入れ続ける時間をへらすことが出来ました。
既に「大間違い」のフォームでは無かったと思うのですが、
自分のカラダと対話をした結果、よりラクなフォームを発見しました。
こうやって、自分に最適な走り方、泳ぎ方、こぎ方を身につけていきます。
あなたが今、身につけようとしていることは何でしょうか?
過去の記事にも書いていますが、きちんとしたプロに教わることを
オススメします。
そして、正しいやり方が分からなければ、敢えて間違ったやり方をやってみる。
反面教師を得ることで、少なくとも「大間違い」しなくなる。
その後、自分に合ったやり方を模索していく。
こうすることで、自分にとっての正解に近付くのだと思います。
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【編集後記】
今日も仕事後は、新たな取り組みに向けてのミーティング。
きっと新しいアイデアが生まれてくるはずで、今から楽しみです。
ただ、今週平日は、全くカラダを動かすトレーニングができませんでした。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!