新聞などの一般メディアを読んでいても、毎日のように目にすることになったIoT。
それでも「自社には関係ない」と思っている人がまだまだ多いようです。
IoTは本当に自社には関係ないのか?
先日もそういう意見を聴きました。
「うちはソフトウェア系だからIoTは関係ないんですよ」と。
これはとてももったいない話です。
自らビジネスチャンスを逃していると言っても過言ではないのです。
私のように個人で働いている人から大企業まで。
業種・業態も関係なし。
「世の中全ての人(人だけでなくモノも)」がIoTは関係してくるのです。
デジタルツイン(狭義のIoTと広義のIoT)
IoTという言葉は狭義の意味と広義の意味があります。
狭義には、現実世界の出来事をデジタルデータに変換して、ネットに送り出すことです。(図の下側)
広義には、集めたデジタルデータで現実世界を捉えて、現実世界を動かすことです。(図の全体)
例えば信号の運用を変えたときに、どのように渋滞が変化するか?
それを現実世界でやってしまうと、渋滞がひどくなってしまうかもしれません。
しかし、電脳世界側でシミュレーション(模擬実験)すれば、現実世界に影響を及ぼすことなく、信号の運用を変えるべきかどうかが判断できます。
新しい薬の投与などについても、同じことができます。
つまり電脳世界は現実世界から集められたデータによって出来上がる、現実世界のコピーです。
ですから「デジタルツイン」と呼ばれることがあります。
電脳世界(私はこれまでのブログでは仮想空間という表現をしてきました)が現実世界のデジタルコピーであるなら、「IoTに関係ない人はいない」と私が主張する理由がお分かりになるのではないでしょうか。
ビジネスチャンスしかない
冒頭の話に戻りますと、「うちはソフトウェア系だから関係ないんですよ」は狭義のIoTに対して発せられた言葉だと想定できます。
しかし、電脳世界は文字通りソフトウェアで実現された世界です。
IoTと広義で捉えると、世の中全てのものが対象になりますから、そこにはビジネスチャンスしかありません。
IoT(Internet of Things)のことを Cisco社が IoE(Internet of Everything)と表現したのは、大袈裟ではないでしょう。
この現実世界・電脳世界の全てに対して、対応できる会社はありません。
現実世界にも様々な人・会社があって商品が提供されているように、広義のIoTにおいても1社でどうこうできるものではありません。
あらゆる会社にチャンスがあるのですから、「自社(自分)には関係ない」と思考を止めましょう。
それよりも、
「うちがIoTで貢献する、価値提供するとしたら、何ができるだろうか?」
という問いを立てて頂きたいと思います。
もちろん私も、自分自身でこの問いを立てています。
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【編集後記】
今日は妻・息子とまだ暗いうちから早朝ランニング。
のんびりと3〜4km程度。
いつも元気な息子ですが、朝食前に走るのは厳しいようでした。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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