ふと自分のキャリアを振り返ってみようと思い、私の履歴書のように書き綴り始めました。
https://biz-it-base.com/?p=7778
前回は学生時代から新卒入社までのキャリア遍歴でした。
今回はその続きです。
ITエンジニアとしての基礎を築く
新卒で入社した会社は、当時全社で200名程度の中堅企業でした。
パソコンショップ、ECサイト、教育も行う一方で、パッケージソフトや受託開発の仕事が急成長していました。
私のキャリア上、プログラミングを学んだことはないのですが(学生時代、情報処理で習いましたが、全く覚えておらず)、
その理由は私がこの会社でサーバやネットワークなど、ITインフラをやる部署に配属された影響が大きいです。
本社に居たのは100名強だったでしょうか。
学生時代からアルバイト(インターン)で活動していた私は、早い段階で本社の方々には覚えて頂くことができました。
部内では最初から関係が出来ていましたので、普通の新卒が感じるような気苦労はなく、楽しんで仕事を始めました。
アルバイト(インターン)で入っていたのは同期では確か私だけで、即戦力としての期待を感じていました。
当時はWindowsサーバが力をつけ、企業のインターネット化が急速に広まっていた時代。
ですからWindowsを中心にサーバ・ネットワークのスキルを伸ばしていくことができました。
また、そんなに大きくない会社だったので、顧客への提案から障害が起きたときのサポートまで、一貫して顧客の担当エンジニアとして活動することができました。
ITインフラエンジニアとしての基礎を築けたのは、このおかげです。
今でもこの経験をさせて頂いたことに、強く感謝しています。
1年目が終わったときに新人賞のようなものを頂き、それまで以上に成果に出すことに躍起になり始めました。
アルバイト(インターン)で早く仕事に慣れていた効果でしかないのですが、完全な勘違いで「俺はできる!」と思ってしまったのです。
その後、しばらく結果にこだわる価値観がはびこってしまったのは、このときの成功体験?のためだったかもしれません。
職場の人間関係に悩む
しばらくして、部内で新チームを立ち上げることになりました。
UNIXをビジネス化しようとする動きでした。
今ではLinuxが社会に浸透していますが、フリーウェアとしてLinuxやFreeBSDに注目が集まり始めたばかりの時代。
当時、商用利用するUNIXと言えば、Sun Microsystems(2010年にOracleに買収される)のSolarisでした。
やたら変化の激しいWindowsよりも、コアが既に固まっているSolaris。
マウス操作が中心のWindows、コマンド操作が中心のSolaris。
ハードウェアはオープン(Intel CPU)のWindows、ハードとOSが一体販売のSun。
小さなワークグループに使われるWindows、大規模なサイトや基幹系システムはSolaris。
素人が触るWindows、玄人が好むSolaris。
そんな時代でした。
初めて学ぶOSに楽しさを覚えつつも、苦労するのでした。
それまで「気軽に聞ける先輩」に助けられていたことに気付いたのです。
Solarisチームの唯一の先輩(2人チームでした)は、勝手に学べ的な職人肌で、気難しい人でした。
その難しい人間関係が少しずつストレスになっていきます。
少し経つと、初めて会社に行くのが鬱陶しいと感じるようになってきました。
職場での私の雰囲気が変わってきたのでしょう。
元チームの先輩に「大丈夫か?」と声をかけられるように。
たった一人との関係だけで、職場は楽しい場所にも辛い場所にもなる。
たった一言をかけてくれる人がいるだけで、安心できる。
職場の人間関係を初めて学んだときでした。
もうしばらくお会いしていませんが、このときの先輩にも本当に感謝しています。
つらかった数ヶ月を乗り越え、先輩に恵まれながら過ごすことになります。
抜け殻のようだった数ヶ月
私のキャリアには、何にも繋がらなかった生産性ゼロの、というよりむしろマイナスだった数ヶ月があります。
転職直前の時期です。
新卒で入社したこの会社には、2年しか居ませんでした。
Windowsの仕組み、Solarisの仕組み、そしてネットワークの仕組みを一通り学んで、どれか1つをより深く極めたいと思うようになったのです。
Windowsは仕組みがコロコロ変わるし、既にやっている人はゴマンといる。
であれば、極めるのはSolaris(UNIX)かネットワークだ。
勘違いなのですが、そのように考えて、Solarisかネットワークを極められる会社への転職活動をしていました。
幸い、当時Solarisとネットワークで言えばこの会社、と言われるようなトップ企業から、それぞれ内定をもらえました。
悩んだ末、ネットワークの会社に行くことにしました。
面接をしたときの先輩の雰囲気などが、自分に合っていると感じたからです。
そこまでは良かったのですが、4月から次の会社に行くことが決まった途端、それまで張り詰めていたものが切れてしまったのです。
最後の1ヶ月は、もう新たな仕事にもアサインされないので、暇つぶしのネットサーフィンばかりでした。
毎日くだらないサイトを見て笑っているだけの自分に嫌気がさしてきたことを覚えています。
気晴らしは、たまにあるから楽しいのであって、気晴らしだけでは楽しめないのです。
今思えば、せっかく1ヶ月ヒマだったのだから、もっと積極的に遊ぶとか旅行に行くとか、何かをすれば良かったと感じています。
そして4月から、14年間もお世話になる新しい会社に転職したのでした。
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【編集後記】
昨日・今日と自分の部屋が寒すぎです。
北側にある部屋なので、家の中で一番冷えるんですよね。
今日はお昼過ぎの客先ミーティングを除いて自宅仕事なので、
今シーズン初のエアコンを入れました。
(普段はハロゲンヒーターのみ)
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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