おはようございます。渋屋です。
昨日は、ある理由で論文を書くことになったチームメンバーからの相談。
私なりに思ったこと・感じたことを伝えました。
大事な論文なので、厳しい指摘もしました。
内容はここでは書けませんが、文章の書き方について指摘したことについて、そのメンバーからは、
「アドバイス頂いたことは、読んだ本に書いてありました。
分かってるんですけど、出来てないんですよね。」
と言われました。
分かることと出来ることの間には大きなギャップがあることを再認識しました。
それから、私の指摘と同じことが本に書いてあるとは、、、
もちろん、分かりやすい文章を書くための本を読んだことはあります。
毎日、文章を書いていることで、それらが少しは身についているのかもしれません。
頑張って欲しいです。
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さて、前置きが長くなりました。
昨日までで、顧客の声を聞くことで、自社の強みと競合を知ることができました。
競合を知るということは、自分が何屋さんなのか?想起集合は何なのか?を知ることにも繋がります。
言葉を変えると、どの市場で戦うのか?ということです。
昨日のヨーグルトの例で言えば、
「健康的な食後のデザート」屋さんなのか?
「甘味をとるデザート」屋さんなのか?
どちらを自社・商品の立ち位置として定義するのか?が見えるようになってきます。
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このように自分が何屋さんなのか?どの市場で戦うのか?を定義しつつ、
改めて顧客の声に立ち戻り、自社の強みとのバランスが取れているのか?を確認していきます。
先に強みが決まって、次に戦う市場が決まるのではなく、
強みと戦う市場との間に一貫性を保つこと、が大切でしょう。
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そして、戦う市場を明確にするということは、顧客の利用シーンを想像することにつながります。
利用シーンとは、いわゆるTPOで、誰が?いつ?どんな目的で?利用するのか、ということです。
同じヨーグルトでも、健康を目的として食べられる場合と、デザートとして食べられる場合とでは、売り方が変わってくるでしょう。
陳列の位置も変わってくるかもしれません。
顧客の生の声を聞くことで、この利用シーンを把握することができます。
意外な利用シーンを発見することで、自社・商品の売り方(プロモーション)が間違っていたことに気付くかもしれません。
そして、顧客が誰なのか?ということも、改めて把握することになるでしょう。
顧客=利用シーンです。
私がスターバックスに入るときでも、
・一人で勉強や仕事をするとき
・家族とオヤツ、小休憩をするとき
と利用シーンは変わります。
この2つの利用シーンでは、顧客(私)は1人でも、売り方は2通りあるということですね。
このように、顧客(利用シーン)・戦う市場(競合)・強みの間に一貫性を保つようにしていきます。
■終わりに
中小企業診断士受験生向けの問題集作成の期限が迫っています。
仕事で手一杯になっておりますが、今日・明日でなんとか仕上げる予定です!
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!
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