「私には○○しかないんです」
今日、一緒に居た方が発した言葉。
その方にとっては、「私は、たったこれしかできない」という意味で発したのですが、
私には違う意味でスボっと刺さりました。
たった1つに絞れる覚悟
なぜ私に刺さったのかと言えば、言葉を発した方の覚悟を感じたからです。
「これしかない」の「これ」が相当突き抜けています。
若くしてこのレベルに突き抜けるまでには、本当に多くの苦労をされたと思います。
実際、「これ」以外にも、様々なスキルを身につけた方なのですが、
他のスキルを切り捨てて、「これしかない」と言っているのです。
たった1つに絞るには、覚悟が必要です。
私などは、IT・マーケティングを中心としつつ、今は内観の支援もしています。
一言で言える「これ」に、なかなか到達できないのです。
(何かを捨てるというより、モヤッとした統合概念はあるのですが)
「私には○○しかないんです」
と言われたとき、1つに絞る覚悟はないのか?と突きつけられたような気持ちになりました。
たった1つに絞った強さ
もう1つ。
この方の言葉に痺れたのは、たった1つに絞り込むことによって、強みを手に入れているからです。
毎日毎日、それに集中しているからこそ、若くとも実力をつけています。
ご本人は弱みと感じて発言されたようですが、
それは弱みではなく、圧倒的に強みです。
迷いがなくなり、それに必然的に集中せざるを得ない環境が得られます。
かのドラッカーも2~3年間に1つ、ある分野に集中して学んでいたそうです。
それを何10回も繰り返したから、結果として、あれだけ多才なのですが。
変化の激しい時代。
1つに絞り込んだ後、ドラッカーがやったように次へのシフトは必要になるでしょう。
しかし、一瞬一瞬で見たときに、何かに絞り込むことが結果として強みを身につけることになります。
何に絞り込めば良いのか?
では、何に絞り込めば良いのでしょうか?
結論から言えば、自らの「内なる声」に耳を傾けるしかありません。
答えは自分で知っているはずなのです。
補足をすると、絞り込む対象はスキルである必要はないでしょう。
私の場合、スキルの中心はITとマーケティングです。
このどちらかを捨てるつもりは全くありません。
絞り込むのは顧客かもしれません。
例えば、過去に顧客を中小IT企業にだけ絞り込むか?と考えたことがあります。
(中小IT企業専門マーケティングコンサルタントを名乗る)
しっくり来なくて、今のところは実行していませんが。
他にも絞り込むための切り口は無数にあるはずです。
私自身、その切り口を探している最中であることを、冒頭の一言で痛感させられました。
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【編集後記】
今日はある新事業立ち上げの合宿でした。
私は2日目の今日だけ参加。深い1日でした。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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