このところ、ふと気付いたことがありました。
なぜかIT(情報技術)に長けた人ほど、人間の本質に回帰しているように思うのです。
ITの人たちが「技術」ではなく「人」の話をする
昨日、「ミライのイキカタVol1〜AIとロボットで仕事がなくなる未来〜」というイベントに参加してきました。
ITジャーナリストの湯川鶴章さん、書籍編集者の松島倫明さんという豪華な2人のセッション&対談。
このイベントに参加して気付いたこと、考えたことは別途、記事を書くことにしますが、
ITを突き詰めていった先に人間を見つめ直すことになっていることが、強烈な印象でした。
テクノロジーの話よりも、私たちの生き方・価値観の変化というような話ばかりだったのです。
私自身、大学卒業後はITエンジニアとして10数年を過ごしました。
部署異動して、マーケティングをやるようになり、世の中の動向を見つめるようになりました。
その頃、ITが私たちの働き方のみならず、生き方すらも変えていく社会を想像していました。
そして昨日、おぼろげに感じていたことを明確に認識したのでした。
考えてみれば、「サーチ・インサイド・ユアセルフ」で有名になったように、
Googleでは瞑想・マインドフルネスが浸透しています。
言うまでもなくITではトップランナーであるGoogleが、実際に人間の内側の世界に入り込んでいるのです。
AI(人工知能)とロボットを考えると、人間のことに近づく
では、なぜITに長けた人たちが人間回帰するのでしょうか?
一般紙などにも情報が載るようになってきましたが、
今、AI(人工知能)は急速な勢いで進化を続けています。
2029年には、人工知能が「1人の人間」の知能を超えて、
2045年には、「人類全体の知能」を超えてしまう、と言われています。
いわゆるシンギュラリティ(技術的特異点)です。
この急速な進化によって、私たちは自分たちの在り方を考えざるを得ないのです。
実際、産業革命時には、社会構造が変化しました。
農家という職業の数は減り、工業化に伴って組織に属する「会社員」が増えたのは、この時期です。
今回のAIの進化は、当時の産業革命同様、あるいはそれ以上の変化を社会に起こすことになります。
だから、そのAIの進化を身近に感じている人ほど、人間の本質を見つめるようになるのでしょう。
私たちはどうやって働き、どうやって生きていいくことになるのか?と。
「人間らしさ」にフォーカスしていく未来
ツールとしてのAIが発展してくると、今までやっていた「余計な仕事」は手放すことができるようになります。
これも歴史から学ぶことができます。
産業革命で動力が生まれました。
道路などのインフラが整いました。
車が誕生し、人々は移動手段としての馬を飼う必要がなくなりました。
移動する手段としての馬車、それを動かす馬の飼育は「余計な仕事」だったのでしょう。
AIの発展によって、このように「余計な仕事」は減っていくことになります。
ありがたいことです。
余計な仕事が具体的に何か?
AIに奪われていく仕事は何か?
これらはまた別の記事に書くとして、
最終的に私たちは「人間らしい」仕事だけにフォーカスすることになるでしょう。
だから、私たちは今こそ「自分が本当にやりたい仕事が何か?」
「自分が大切にしたいことは何か?」と正面から向き合わなければなりません。
AIに奪われていく仕事(職種)が何か?という問題よりも、大事な問題です。
自分自身に正面から向き合った人が変化に対応し、
向き合えなかった人は、変化に対応できない。
これだけは既に見えていることなのではないでしょうか。
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【編集後記】
そんなわけで?今日は内観をサポートする仕事中心の1日になります。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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