戦略論云々といった小難しいことはさておき、
ビジネスを考える上でのスタート地点は
常に顧客です。
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周囲を見ると、現状分析から始めるケースが
多いように感じています。
中小企業診断士協会が運営する実務補習
(試験合格者が資格を付与される前に
経験しなければならない実務)
においても、SWOT分析から始めようと書かれていました。
私が受けたときの話ですが。
しかし私は、
・顧客は誰か?
・顧客が手に入れたいもの(価値)
が不明確なまま、SWOTや3C分析をやろうとも、
机上の空論に過ぎないと感じています。
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売上を伸ばしたい社長、
これから独立したい士業、
様々な方の支援をしていますが、
自分のことや競合のことばかりに目が行ってしまいがち。
しかし、本当にやるべきは顧客をもっと知ること。
そのためには顧客がどこにいるのかをリサーチして、
実際に会いにいく。
既に事業を行なわれている方であれば、
顧客に直接聞いてみるのです。
「なぜ、うちを選んだのでしょうか?」と。
顧客は意外なほど、あっさりと教えてくれますが、
そこから新たな発見があることも少なくありません。
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まずは顧客を徹底的に知ること。
それができれば、次の一手は、必然的に見えてきます。
逆に言えば、見えてこないということは、
顧客との対話が少ないということでしょう。
自戒を込めて記事にしてみました。