おはようございます。渋屋です。
『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』を読みました。
社員満足度と、その会社の業績に関連性があることは、以前より言われていることではあります。
ただ、それを実践している会社を具体的に知りたい!ということで読んでみました。
また、この会社が実践している働き方(ワークスタイル)の変革は、私自身が取り組んでいるテーマでもあります。
ITサービスの企業ということで、どのようなツールを使いこなしているのにも興味がありました。
2010年に出た本ですので、少し陳腐化しているかな?と思いましたが、そんなことは全くなく、新鮮な気持ちのまま、一気に読み通してしまいました。
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まずは「社員第一主義」です。
顧客に商品・サービスを提供しているのは社員です。
その社員が満足していない状態では、お客様に満足していただくことはできないでしょう。
言われればその通りです。
この会社は「社員第一主義」を掲げ、社員からの声を聞きながら、次々と施策を打っていきます。
面白いな、と思ったのは、
・ランチで上司と会話する制度(ランチ代は会社負担)
・iPhone支給制度
・強制退勤制度(21時に強制的に帰らされる)
などです。
ランチ制度は、面談という堅苦しい場でなく、ランチを一緒に食べながら、世間話を含めて会話します。
その結果、社員が考えている些細なことを含めて把握でき、お互いの意思疎通ができるそうです。
ランチの時間を使うことで、時間の有効活用もできています。
この会社では、「顧客は神様ではない」と言い切り(もちろん顧客を大切にしています)、自社のポリシーをご理解頂いた会社だけと、取引をしています。
一方で、「顧客第一」を掲げて、顧客を優先した結果、社員が疲弊している会社があるのは何故だろう?と、不思議に感じてしまいました。
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次に「やらないこと」の徹底です。
やらないことが14か条としてまとめられています。この中で特に、
・インターネットを活用できないことはしない
・経営理念に共感していただける会社としか取引しない
・売上目標に固執しない
・会社規模を追求しない(上限40名まで)
というのは、驚くとともに、強く共感してしまいました。
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働き方を変えるためのITツール活用術も、具体的に書かれていて参考になりました。
ここは私自身、本業ですので、驚くことはありませんでしたが、面白い取り組みをしていると感じることも多かったです。
全体的に、非常に読みやすく書かれている本ですが、本質的なことに対する示唆が多かったです。
少しずつ学び、実践していくことで、多くの会社はもっと良くできるのではないか?と感じました。
■終わりに
ようやく、忙しさのピークを越えつつあります。
とは言え、気を抜かずに仕事をしっかりと終えつつ、週末に参加する研修の準備を進めていきます!
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!
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