中小企業診断士は独占業務がありませんので、
皆さん、何をやっているのか?が分からないくらい、
提供しているサービスがバラバラです。
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その一方で、中小企業診断士以外の方の
名刺やホームページを拝見すると、
税理士なら税理士、
社会保険労務士なら社会保険労務士らしい、
実に似たようなサービスを展開していることに
驚かされます。
ときには、AさんとBさんの名刺は、
名前を入れ替えても気付かないのでは?
と思うほどです。
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サービス(商品)に違いがないということは、
対象とする顧客、
その顧客が抱えているニーズ
が同じであるということです。
なぜなら、顧客が抱えているニーズを
満たすための手段がサービス(商品)だからです。
肩が凝った、というお困りごとに対して、
マッサージというサービスを提供する。
おなかがすいた、というお困りごとに対して、
ラーメンという商品を提供する。
お金の流れが分かるようになりたい、
どれだけ投資して良いのか?把握したい、
というニーズに対して、
キャッシュフローを見える化するサービスがある。
全ての商品・サービスは、
顧客のお困りごとやニーズを満たす。
つまり、価値を提供するための媒体です。
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そのように考えると、繰り返しになりますが、
周りの同業者と同じサービスメニューを
用意するということ自体が、
差別化できていないことの証明となってしまいます。
自分独自のポジションを築くのであれば、
商品(サービス)を変えることです。
対象となる顧客が変わる
満たしたい顧客のニーズが変わる
大人が入場できない洋菓子店「未来製作所」の
ニュースを読みながら、ふと考えたことでした。