メルマガ:非常識なコンサルタント

顧客がお金に見えたらイエローカード

独立してから、一刻も早く抜け出したいと思っていた
悪習慣がありました。


独立直後は仕事がありません。お金がありません。
今日・明日食べていくこともままならず、
ただ預金残高が減っていくのを見ているだけ、
という状況も多いでしょう。

このようなときに、案件が入ってくると、

「顧客がお金に見える」

現象が発生します。
私も独立直後には、感じていた現象です。


ただし、こんな状況にあって、良いはずがありません。

顧客を人としてではなく、モノであるお金に見た瞬間、
失われるものがあります。

顧客は感情を持った生き物ですし、
コンサルティングやセミナーを申し込んでいる時点で、
何らかの悩みや課題を抱えています。

にも関わらず、顧客をモノ・カネに見た瞬間、
そんな悩みや課題を汲み取ろうとする意思がなくなります。

これでは、コンサルティングが成立するわけがありません。
イエローカードです。


お金を支払ってくれるのは、間違いなく顧客です。
私たちの生活を支えてくれるのも、顧客です。

しかし、順番は間違えないようにしたいものです。

まず、サービスを提供することで、顧客が満足する。
その結果として、お金が支払われるのです。

前金だろうと何だろうと、それは契約上の話であって、
本質的な順序はこの流れです。

だから、顧客がお金に見えてしまったときには、
一度冷静になりましょう。

この顧客にどのような状態になってもらいたいのか?
そのために自分は何をできるのか?

大事なことに集中するうちにお金のことを
いったん忘れることができれば、しめたものです。

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