様々な会社を支援してきて、経営は結局、人だなぁ〜と思います。
業績を追うほど、組織が疲弊していく
業績を伸ばすことに集中している社長と、
従業員や組織づくりに悩んでいる社長。
一見すると前者の方が成長しそうに思えますが、
半年・一年と経過を見ていると、後者の方が成長しているように感じます。
業績を伸ばすことに集中している社長は、営業面・マーケティング面に集中します。
小さな会社では、営業・マーケティングのトップは社長ですから、
とにかく社長が忙しくなりがちです。
社長が忙しくなる結果、どうしても従業員とのコミュニケーションが減り、
ビジョンの共有ができず、価値観の違いが生まれてきてしまいます。
社長と従業員で価値観の隔たりが大きくなると、従業員はつらくなってしまいます。
業績目標を達成するために「働かされている」という感覚が強くなってしまうのです。
成長企業は、社長の仕事が変わっていく
一方、成長する会社の社長は、仕事内容が時間と共に変わっていくことが多いようです。
社員がスキルアップして、社長の現場仕事を少しずつ任せられるようになるからです。
結果として、社長はより経営者としての仕事に注力できるようになっていきます。
社員は、新しいスキルを身につけつつ、会社の成果に貢献できるので、
モチベーション高く、仕事に取り組んでいきます。
今まで社長がやっていた仕事の引き継ぎを通じて、社長とコミュニケーションができるのです。
社長の考え方や価値観を共有しつつ、
成長した社員は「もっとこうしたい!」という想いを社長にぶつけるようになっていきます。
社長が人の問題に悩むのは正常
不思議なもので、成長する会社の社長ほど、真正面から人の問題に悩んでいるように感じます。
- どうすれば社員がもっと主体的に動けるようになるか?
- 社員とスムーズにコミュニケーションするためには?
- ビジョンを社員に浸透させるには、どうしたら良いのか?
- この仕事は社員に任せて大丈夫か?
- 評価やフィードバックは、どうやれば、どのくらいの頻度でやるべきか?
- 給料はもっと上げるべきか?
こういう相談事が多い社長ほど、「結果として」業績も伸びているようです。
営業・マーケティングのトップとして孤軍奮闘する社長と、
人の問題に悩んで、組織を成長させる社長。
このように書いてみると、人の問題に悩む方が、業績が伸びるのは当然ですね。
業績、すなわち「金」から入るのか?それとも「人」から入るのか?
小さい会社にとって、資金繰りは本当に大変です。
お金のことを忘れられることはないでしょうが、同時に人をしっかりと見つめたいものです。
私自身は、ひとりビジネスなので社員を雇っていませんが、
このことはしっかりと肝に銘じておきたいと思います。
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【編集後記】
午後から営業術・商品術・情報発信術のセミナーです。
参加者の皆さまとお会いできるのが楽しみです!
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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