昨晩、第2回となったドラッカー読書勉強会を行いました。
写真は第1回のときのものです。
ひとりの参加者として夢中になりすぎて、写真を撮るのを忘れておりました(汗)
中心は『マネジメント(エッセンシャル版)』
今回も講師はドラッカーに直接教えを請うた藤田さん。
個人的には、ドラッカーを学ぶなら藤田さん以外の選択肢はありません。
身近な事例を交えつつ、分かりやすく、しかし私たち自身が考えるように道案内をして下さいます。
第1回に引き続き、今回も対象となる書籍は『マネジメント(エッセンシャル版)』。
最も網羅的にドラッカーを学ぶなら、スタートはこの本がベストとのことです。
第2回は、この本の中でも、「日本の読者へ」「前書き」 〜 「第1章 企業の成果」を主な対象としました。
結果的には、2時間半のディスカッションをしていると、たったこれだけの内容でも時間が全く足りません。
皆さん、ご自身の事例を挙げながら、熱い議論が繰り広げられました。
前回は感動して鳥肌が立ちましたが、今回は深く唸らされた。
そんな感じです。
ちなみに第1回のレポートはこちら。
https://biz-it-base.com/?p=6301
マネジメントは一般教養である
ドラッカーを学べば学ぶほど感じるのは、世の中が原理原則から外れていること。
例えば、マネージャーに求められる「真摯さ」。
(昨日はそのトピックには触れませんでしたが)
実際には真摯さの欠片も感じられないにも関わらず、管理職に就いている人がごまんといるのです。
あるいは「マネジメント=管理」という誤解。
『マネジメント(エッセンシャル版)』の目次を読むと分かりますが、
管理(=control)はマネジメントの1つの機能です。
さらにもう1つ。
組織の目標を売上や利益に定めてしまうケース。
利益は事業を継続するための条件であり、目的ではないのです。
数字という1次元の世界にとらわれてしまっては、高解像度のビジョンを描くことはできないのではないでしょうか。
マネージャーたるものには、事業を定義し、創造・創発を行い、過去の事業や活動を陳腐化し廃棄することが求められます。
果たして、それを実現できているマネージャーが世の中にどれだけいるでしょうか?
少なくとも私は大企業で管理職に就いていた頃、これらの重要な役割を果たせていませんでした。
ドラッカーを学ぶほど、自分がマネジメントをできていなかったことが痛烈に分かるのです。
だから本当に痛い。痛いのですが、それを知らずして成長はない。
痛気持ちいいと言えば良いのか?不思議な感覚を感じました。
ドラッカーは、「マネジメントは一般教養である」と言われているそうです。
経営層、管理職だけでなく、専門職や一般社員である方々にも学ぶ必要があるのは、それだけ原理原則から外れている組織が多いからではないでしょうか。
自信を持ったコンサルティングを行うために必要なこと
コンサルティングを生業とする人にとって、原理原則を知っているということは迷いをなくす指針が得られるということです。
売上や利益しか見ていない社長が、「今期は目標達成したからオッケー」と言っていたとします。
そのとき、コンサルタントとしてどのような言葉をかけるか?
原理原則を知らなければ、この先にハマっていく罠が見えないかもしれません。
一般教養としてのマネジメントを誰よりも知っておきたいのは、正にコンサルティングを行う人たちだ。
そのようにこの勉強会を通じて感じたのでした。
第3回は6月16日(木)に行う予定です。
ご興味のある方は、予定を抑えておいて下さい。
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【編集後記】
明日は横浜トライアスロンです。この1ヶ月、ほぼ運動ゼロ。
そして今週1週間は風邪をひき、、という状態ですが、
今シーズン初レースを、ゆっくりと楽しめればと思っています。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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