独立・起業を希望されている方から質問をいただきました。
「うちの会社は副業禁止なんで、止めておいた方が良いですか?」
私は、本当に独立・起業に向けて準備をするなら、何ら気にせずやってしまえば良いと思っています。
(もちろん自己責任でお願いします)
副業の目的は何ですか?
独立・起業を目指して副業・週末起業を行う場合、何らかの目的があるでしょう。
単にお小遣いを稼ぎたいということではないはずです。
(独立・起業資金を貯めたいという目的があるかもしれませんが)
目的は例えば、
- 商品・サービス開発のノウハウを実践で身につける
- セミナーを主催してプレゼンテーションスキルや、集客を学ぶ
- 活動を通じて、将来の顧客との接点を増やし、顧客基盤を作る
- 提案→見積→受注→サービス提供→請求→入金というような流れ・事務処理に慣れる
- 自分が提供できる価値が何か?強みは何か?を実践で発見する
- 主体的な活動に対して応援しあえる仲間を作る
などです。
私の場合は、自分が本当にやりたいことを探したり、セミナー主催に慣れることが、副業・週末起業を始めたときの目的でした。
せっかくやるのであれば、目的を明確にしたいですね。
その上で、この目的を達成するために、会社が副業禁止というなら、副業に当たらないようにやれば良いと思うのです。
ボランティアにしてしまえば良い
1つは利益を上げず、ボランティア状態にしてしまうことです。
ただ、顧客からお金をいただくという経験はしておいた方が良いと思います。
お金を支払っていただくと、提供するサービスにも責任感が生まれてきます。
無償のものを集客するのと、有償のそれとは圧倒的な差があります。
また、見積や請求といった、営業以外の多くの会社員が実は経験したことのない事務作業も、お金が動かないかぎりは発生しません。
それに何をやるにも多少の原資は必要です。
その原資を確保するためにも、お金はいただくべきでしょう。
そして、利益が上がったら全額寄付したり、次の活動への原資にまわして利益をゼロにしてしまうのです。
目的を達成しつつ、副業禁止をある程度、守れます。
副業禁止の会社の意図は?
もう1つ気にしたいのが、副業禁止とする会社の意図です。
以前に書きましたが、おぼろげにリスクを回避したいだけで副業禁止とするならば、そんな組織に将来はないと考えています。
https://biz-it-base.com/?p=5412
中には明確な意図がある会社もあるかもしれません。
その典型例が情報漏えいです。同業への漏えいだったり、個人情報の漏えいだったり。
ただ、これも副業を行う際に明確に避けることができます。
本業と全く異なることをすれば良いのですから。
私の場合、IT業界(システムインテグレータ)でITエンジニア・マーケティングとして働いていました。
そのとき副業で最初に主催したセミナーは、「B to Bのための営業戦略セミナー」でした。
顧客も、セミナーで伝える内容も、本業とは全く異なることでした。
情報漏えいを危惧されるのが嫌だったので、敢えて完全にフィールドをずらしたのです。
このようにして、会社が副業禁止だとしても立派に反論できる状況を作って、
その上で目的を達成するために行いました。
何が目的なのかを念頭に置いて、考えてみると良いと思います。
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【編集後記】
週末から北海道(稚内)に出張なのですが、かなり寒そうです、、
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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