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ITトレンドを追いかけるだけでなく、IT業界が生み出した大事にしたいもの

私はITトレンドの本を書かせていただいたことがありますが、

実は自分の強みはITトレンドだと思っていません。

 

私がITトレンドを把握する姿勢

ドッグイヤーとも揶揄されるIT業界においては、新商品・新技術などが次々と現れます。
そんな動きに追随するのは大変で、私は「一歩引いたところ」から、これらを観察するようにしていました。

最新事情を追いかけるのは、そういうことが好きな人たちに任せているのです。
それよりも私は、大きな流れを捉えることを大事にしています。

  • クライアント・サーバアプリケーションの時代は終焉し、完全にクラウドが前提になった
  • 端末はパソコンありきではなくなり、むしろスマホを前提とした方が良くなってきた
  • IT(システム)は特定の場所で使われるものから、あらゆるところで使われるようになった(IoT)

というようにです。

数が多すぎる枝葉の情報はさておき、このような大きな流れを把握しておくことの方が、
その情報を求めている(IT業界以外の方を含めて)人は多いですし、私自身の仕事にも役立っているからです。

ITトレンドの把握の仕方と同じように、枝葉に振り回されないように、私がIT業界で学んだ大事なことがあります。

 

IT業界で学んだ大事にすべきもの

システムを企画して、開発し、さらには運用を通じて、利用者に価値を提供する。
このような取り組みが世界中で行われる過程で、様々な考え方が生まれました。

例えばプロジェクトマネジメントです。
私は米国PMI認定プロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP)という資格を持っています。
当時勤めていた会社でシステム構築のあり方を少しでも変えたかったからです。

何がゴールか分からないままプロジェクトが進み、残業が減らない現場。
システムが大型化し、組織にとって不可欠なものになるにつれ、厳しいプロジェクトが増え続けていました。

  • ゴールを定義し、それに向かって関係者の意識を統一し、人・モノ・金といったリソースを調整する。
  • プロジェクト関係者の情報共有がうまくできるように、共有方法やツールなどを決める。
  • そのプロジェクトの成否を決める「クリティカルパス」に着目し、そのタスクが問題なく進むよう、有能な人をそこに投入する。

このような考え方は、システム構築の現場を離れた今も、非常に役立っています。

次にITIL(アイティル)です。
プロジェクトマネジメントと異なり、IT業界以外の方には馴染みがないでしょう。
ITILは、ビジネスの目的を達成するために、システムを使ったサービスをいかに適切(コスト・品質など)に提供するか。世界中からの好事例を集めたものです。

私はバージョン2、バージョン3(現行バージョン)の基礎的資格であるITILファンデーションを取得しています。

上記のようにITILは、ITシステムに関する好事例集です。
ただ、この考え方はITに限らず、あらゆる業務に適用することが可能です。
私が今、顧客企業において業務プロセスの改善とか、新事業開発などの支援ができているのは、実はITILの考え方を過去に学んでいたからだと感じ始めています。

他にはアジャイル開発は、システム開発に限らず、生産性の高い組織・働き甲斐のあるチームを作る上で、非常に参考になる考え方だと感じています。

これらは、今までIT業界に閉じた考えだと思っていたので、あまり記事にしてきませんでした。
実際は、多くの人に役立つものですので、少しずつ記事を書いていこうと思っています。

 

考え方を学ぶメリット

これらの変化は、技術や商品と比べて早くありません。
少しずつ新しいプラクティスが適用されバージョンアップしていますが、一度基礎を学べば、比較的長くその恩恵を受けられるものです。

私は以前から、陳腐化しにくいスキルを身に着けたいと思っていました。
新卒で入った会社で、WindowsよりもUNIX(Solaris)を優先して学んだのは、バージョンアップに伴う変化が少なかったからです。
UNIXを学んだことは、その後Linixがメジャーになってからも役立ったのでした。

2社目となった前職でTCP/IPを中心とするネットワークエンジニアになったのも同じ理由です。
ネットワーク技術の基本は、私がこの業界に入ってから約20年、大きく変わっていません。

それと同じように、プロマネやITIL、アジャイル開発の考え方は、長く使え、さらにはIT業界以外にも適用できるものです。
動きの激しい業界だからこそ、このような考えはうまく活用したいものです。

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【編集後記】
今晩はクリスマスだというのに、妻の会社が忘年会。。
必死に仕事を進めて、息子の晩御飯に間に合うように帰ります!!

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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