私が独立前にやっておいて良かったと思っていることがあります。
社内で全く別の部門に異動していたことです。
ここで全く別のスキルを身につけていたことが、独立後に役立っています。
スキルが1本道
会社員として働いている方にお話しをうかがうと、
新卒以来、ずっと同じ職種という方がけっこう多いことに気付きます。
今までで一番多いと感じるのは、「ずっと営業やってます」という方でしょうか。
専門性を高めるという意味では素晴らしいことです。
その一方で、チームを預ることもなく、一戦力として戦い続けていると、
視野が狭くなってしまいがちです。
意図的に専門性を高めることに集中しているのか、
気づかずに狭い世界に使っているのか、
この違いは大きいでしょう。
中小企業診断士として独立するなら、スキルの幅は必須
中小企業診断士として独立することを考えているなら、
ある程度のスキルの幅は高い確率で要求されます。
中小企業の社長は、分野ごとに専門家を雇ったりしません。
手間もコストも掛かるからです。
それよりも、「この人に頼めば全て対応してくれる」方が望まれます。
「全て対応」まではいかなくとも、最初の課題整理をして、適切な専門家を連れてきてくれる、
そういうコーディネーターとしての役割を期待されます。
本来、会計・税務の専門家であるはずの税理士に、
経営相談などがされるのも同じ理由です。
税務を逃れるわけにはいかないので、小さな会社が最初に雇う専門家は
税理士であることが多いです。
ですから、その税理士に全てお願いしたいと社長は思うのでしょう。
士業の中で唯一ゼネラリストである中小企業診断士であれば、なおのことです。
私自身、独立して以来、対応した仕事の分野を挙げてみると
- 事業戦略
- マーケティング
- 人事(組織・採用)
- 情報システム
- プロジェクトマネジメント
- 補助金
など、多岐に渡っています。
1次試験の範囲は、本当に必要だから、あのように設定されているのですね。
オススメしたい「社内転職」
私は新卒で入社して以来、10年以上、ITインフラ系のエンジニアをやってきました。
マネージャも経験させてもらったので、人事面など、多少は幅を広げられましたが、
そのまま診断士として独立していたら、苦労したと思います。
部署異動し、企画・マーケティングを経験したことによって、
販売前から販売後まで、ほぼ端から端までの、全プロセスに関与することができました。
自社の戦略を何度も考えましたし、製品のプロモーションも行いました。
新たなパートナーと組むときには契約書で苦労もしました。(英語だし)
エンジニアだった頃の経験と、企画・マーケティングだった頃の経験、
そして管理職だった経験、これらを全て活かして、私の今の仕事は成り立っています。
診断士として独立を考えている方で、現在のスキルが1本道だった、
という方は、独立前に社内転職とも言える部署異動をしてみてはいかがでしょうか?
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【編集後記】
今日は早くから一気に仕事を進めます。
夕方から旅行に出かけるので、それまでは集中!
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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