IT・システム関連

新規事業・起業に必要な、構想力と実行力

突然ですが、IT業界の動きが激しくなってきたように思います。
「時代が変わってきた」と感じるのです。
詳細は本文に委ねますが、新規事業や起業に必要なことについて、考えさせられています。

 

IoTが普及期に入ろうとしている

「時代が変わってきた」と感じている理由は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が
コンセプトの世界から、普及する世界に変わってきたと感じているからです。

IoTを実現するためには、様々な課題があったのですが、
先月末から情報がオープンになり始めたSORACOM(ソラコム)の
新サービスを見ていると、それらの課題が解決されてきている、と感じるのです。

http://tcrn.ch/1KT7I3L

いよいよキャズムを超えるか?と。

 

ビジョンだけの会社と、実行力を伴った会社

クラウドサービスが社会基盤として認知され、IoT時代が迫っていることは、
様々なリサーチ機関・メディアが報じています。
その結果、IT業界だけでなく、製造業(メーカー)も含めて、
数多くの企業がIoTを前提にした戦略を描いています。

ですので、IoTを前提にした事業戦略を描かれただけなら、
「時代が変わった」などと思いません。

SORACOMがすごいと思ったのは、コンセプトを発表するだけでなく、
同時に、そのコンセプトを実現させるだけのサービスを提供してしまうことです。

単なるビジョン(構想)だけでなく、実行力が伴っています。
世の中の多くのソフトウェア・ハードウェアメーカーは、まずコンセプトだけ発表します。
そして、そのコンセプトを実現するような製品を1年、2年かけて、順次リリースしていきます。

SORACOMはコンセプトの発表とサービスリリースが同時になった。
実行力がハンパないです。

 

実行力の源泉となるもの

このように構想力を持った会社は多々あるものの、実行力を伴った会社は少ないのです。
(誰でも知っている超大型IT企業を含めて)

そう考えると、構想力以上に、実行力、つまり実際にモノ(サービスを含む)を作り、
提供できるチカラが、差別化要素・競争力になるのでは、と感じています。

では、実行力の源泉となるものは何でしょうか?

色々な要因はあると思うものの、敢えて2つに絞り込むと、私は

  • コンセプトを考える人が実装スキルを持っていること
  • 小さな組織で企画からマーケティング、開発、サービス提供までスピード感を持って行うこと

だと感じています。

色々な企業がコンセプトまでは考えるのに、なかなか実体が伴わない。
その理由はコンセプトを考える人に、実装スキルが足らないからだと感じています。

多くの成功したIT系スタートアップがそうであるように、
コンセプトを考える経営者は、自分自身でプログラミングができるなど、高い技術スキルを持っています。
(実際に経営者がコードを書くかどうかは別として)

その技術スキルを活かして、実行可能かつ具体的なコンセプトを考える。
コンセプトを実際のコードや設計レベルで周りのエンジニアに伝えられるので、
システムができあがるのが早いのです。

次に当然のことながら、経営者が単なる技術屋ではなく、ビジネスモデルやマーケティングなど、
幅広い知見を持っています。
そして、小さな組織で一気にサービスを作り上げ、提供開始してしまいます。

成功に必要なのは、資金力でも、過去の実績でもありません。
そういう意味でも、時代が変わってきた、と思うのです。

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【編集後記】
もう2015年も残り3ヶ月ですね。めっちゃ早く感じます。
まだ90日はあるので、やれることをもっともっとやっていきます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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