中小企業診断士という資格を見ていると、試験に受かってから活躍される人と、
試験合格がゴールだったかのように、そこで止まってしまう人と、
大きく2つに大別されるように感じています。
このような差は、どこから生まれるのでしょうか?
試験勉強への取り組み方の違い
受かってから活躍される方は、素直です。
先人たちが切り開いてきた有効な勉強法を素直に吸収していきます。
さらに、自分に最も合っている方法にカスタマイズしているように感じます。
もう一方は、ただ人のいうことを鵜呑みにしてしまうか、
あるいは自分のやり方を全く変えられないか。
何れにしても、両極端だと思います。
このスタイルの差は、合格後のコンサルティングにも現れてきます。
前者は、基本を身につけた上で、クライアントの状況に応じてカスタマイズをすることができます。
後者のうち、ただ人のいうことを鵜呑みにする人は、そもそもコンサルティングができないでしょう。
自分のやり方を変えられない人は、基本を無視したコンサルティングになるでしょう。
診断士という資格に対する意識の違い
資格取得をゴールと設定するか。
あるいは資格取得をスタートと設定するか。
受験時代は、資格取得がゴールであることは間違いありません。
誰しもが受験に集中して、取り組まざるを得ないからです。
ただ、試験が終わったときに、それを新たなスタートと設定できるか?
それがその後の活動に大きな差を生んでいると思います。
試験が終わってから1年程度は、実務補習などで、同期合格者と時間を共にすることが増えます。
言葉を変えると診断士という資格をどう位置づけているのか?という差かもしれません。
数多くの診断士の中に自分がいると位置づけるのか、
あるいは、自分という確固たる存在に、診断士というラベルが追加された、と位置づけるのか。
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自分という軸を持っているか
1点目、2点目を総括するものになりますが、自分という軸を持っているか?です。
勉強方法を鵜呑みにするのも、診断士という集団に埋もれてしまうのも、
自分という軸が存在しないためです。
活躍する人は、先人のアドバイスを素直に取り入れながらも、
自分は何のために診断士を取得するのか?どうやって活かすのか?という
自分の軸を大切にしているように感じます。
自分がコンサルティングを受ける社長の立場だったら、
自分の軸を持っているコンサルタントに接したいですね。
何より、自分の人生を人に委ねてしまわないよう、
自分の想いは常に大切にしたいものです。
今回の記事は、自戒をこめて。
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【編集後記】
昨日の午後は、息子と公園で遊びっぱなし。
炎天下でクラクラしましたが、本格的にキャッチボールが楽しめる年頃になってきました。
息子の友達が現れ、一緒に遊んでいる隙に、5kmほどランニング(^_^;
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!