今回は、IT導入の際に見つめなおすと効果の高い、業務プロセスについてです。
業務プロセス見直しと、IT導入効果の関係
2013年版 中小企業白書を見ると、
業務プロセスの見直しとIT導入を同時に行った企業の方が、
業務プロセスを見直さずにIT導入だけを行った企業よりも、
IT導入の効果が出た、と回答しています。
単にITというツールを導入するのではなく、
ITの特性に合わせて、業務プロセスの理想形を描き、
そこに向かって変化していく方が、効果が高いのです。
業務プロセス見直しの際に重視した取り組み
なお、業務プロセスを見直す際に重視した取り組みとしては、小規模事業者の場合、
- 経営層が陣頭指揮を執った
- 実務の中心的な人物に主導させた
- ITの導入の目的・目標を明確にした
の順で、取り組まれたことが分かります。
全ての事業者において、経営層がITに詳しいとは限りませんが、
それでも経営層が引っ張ることで、効果が出ているのですね。
一方、業務プロセスを見直さなかった理由は、
- ITの知識が不足していた
- 推進できる人材がいなかった
- 見直し方・相談相手が分からなかった
という順序です。(小規模事業者)
- 日頃からITの知識を仕入れ、人材を育成すること
- いざというときに相談できる人を見つけておくこと
が重要な活動になることを示しています。
IT導入の際に起こる問題は、全社マネジメントの問題
IT導入プロジェクトにおいては、様々な問題が起こります。
ただ、経営者としては、そこで起こる問題の原因は、全社マネジメントの問題だと考えましょう。
https://biz-it-base.com/?p=2867
プロジェクトマネージャのせいでもなく、外注のシステムベンダーのせいでもなく、
経営者、あなた自身の問題なのです。
詳しくは、上記の別記事(マネジメントの根本問題を無視したシステム開発)をご覧ください。
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【編集後記】
昨日、久しぶりに長めの時間、バイク(自転車)に乗ったので、筋肉痛です。。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!