中小企業診断士

診断士協会は頼るものではなく、活用するもの

こんにちは、渋屋です。
昨日は通勤講座の「診断士の会」にてパネルディスカッションをさせて頂きました。
2回目でしたし、新年早々だったのですが、多くの方に見ていただきました。
アンケートを拝見する限り、何かのお役に立てたようで、何よりです。

私自身も気付きと学びの多い場となりました。
ありがとうございます!

昨日頂いた質問のうち、診断士協会との付き合い方について、
あまり上手く自分の考えをコメントできなかったので、記事にしてみました。

 

起業=自立

大前提として、起業するということは、自立することだと思っています。
つまり、仕事を作り、仕事を受注するのは、他の誰でもない、自分自身のやるべきことです。
もし、それを自分でやるつもりがないのであれば、会社員を続けた方が幸せだと思います。

昨日のパネルディスカッションでも、話題に上がっていましたが、
お客様の現状や困っていることに耳を傾け、状況の整理を行い、課題を浮き彫りにします。
その中で、自分が仕事としてお手伝いできそうなところは、しっかり提案していきます。

専門分野が異なるなど、自分が直接対応できない仕事の場合には、
対応できる知人を紹介するなどして、
何らかの形でお客様に貢献することが、自分に対する信頼を高めていくことにつながるでしょう。

大事なことなので繰り返しますが、独立・起業するのであれば、
仕事を取るのは、自分の仕事です。
それを他者に依存してはいけません。

 

中小企業の実態と、診断士に求められるスキル

中小企業白書によれば、中小企業が倒産する理由の1位は、
ずっと「販売不振」です。2010年頃からは、その理由が7割を超えています。
これから分かる通り、 多くの中小企業は「売ること」に困っています。

そんな状況で、「売ること」ができない診断士にアドバイスを求めるでしょうか?
私がお客様だったら、しっかり売れている診断士にアドバイスを求めます。

というわけで、起業するなら自分で売る、かつ診断士は「売る」ノウハウが求められるので、
診断士が起業するなら、「売る」ことは他人任せにしてはいけないと思います。

 

診断士協会は仕事をもらいに行くところではない

で、本題の診断士協会との付き合い方についてです。
ここまで述べてきた通り、協会に頼って仕事をくれるのを待っていても仕方ありません。
それは「売ること」を他人に依存することです。

協会からの紹介で食べていくことは難しいですし、
第一、自分のやりたい仕事を選ぶことができなくなります。
(何のために独立するか?によりますが、私は自分で選択できる自由を得るためです)
したがって、協会からの紹介を期待するのではなく、自分自身で仕事を作り、取りに行きましょう。

一方、診断士協会は様々な経験を持った多様な人が集まる場です。
自分にないスキルを持った人と出会ったり、
自分が得意とする仕事に困っている人が居たりするかもしれません。

結局、協会から何かを与えてもらうのではなく、
あくまでも自分が主体となって「活用」するものなんだと思います。
しっかり活用すれば、新たなスキルを身につけたり、
一緒に仕事できる仲間が増えたりと、得られるモノ(無形資産)はあると思います。

最後に、繰り返しとなりますが、
独立・起業を目指す以上は、主体的であり続けたいですね。

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【編集後記】
昨日のパネルディスカッションに引き続き、次々と予定を立てています。
より面白い活動ができると思いますので、お楽しみに。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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