書籍(紹介)

少し早いけど、2014年に刺さったベスト5冊

こんにちは、渋屋です。
まだ2014年が1ヶ月以上残っていますが、読んだ本を整理していて、
ふと今年の読書を振り返ったので、勝手にベスト5を挙げさせて頂きました。

 

ノウハウよりも原理原則

全体を通じて感じたのは、その場で役立つノウハウよりも、
原理・原則を中心とした本が、結局、記憶に残っていることです。
記憶に残っているということは、自分の行動にもつながりますので、
読書の効果が長期的に続くことになります。

 

完訳版が出たので、「これを機会に!」と改めて読み直してみました。
数年前までは、マトモにビジネス書を読んでいなかった私には、
ずいぶん、敷居が高かったのです。

しかし、完訳になって読みやすくなったためか?
あるいは私が少しは成長したからなのか?
今回はスムーズに読むことが出来ました。

とは言え、頭で分かったつもりになることと、実践できることは異なります。
継続して何度も読み直し、振り返りをしたいと思います。
(そのため、音読ファイルも購入しました。iPhoneで何度も聴き直せます)

 

戦略やマーケティングを学ぶのは大変です。
特にマーケティングは、次々と新しい考え方やテクノロジーが出てきて、
少なくとも診断士の試験勉強で習う、教科書的なマーケティングだけでは、
実践するには圧倒的に足らないことを痛感します。

しかし、いたずらに新しい技術を追いかけるだけでは、
それらに振り回されることになりかねません。
その価値も意味も分からず、「今は動画マーケティングだ!」
と言っているような人が、その最たる例でしょう。

本書は戦略やマーケティングにおける基本的な考え方、
それ故に長く使える本質的な思考を身につけることができます。
本書で基本・本質を抑えた上で、必要に応じて新しい技術を学べば十分です。

 

繰り返しになりますが、数年前まで私はビジネス書すらマトモに読んでいませんでした。
読書の習慣がなかったのです。
そんな私にとって、ドラッカーは買った分だけ読むのを挫折させる、最強の睡眠薬でした。。

その私にドラッカー思想の基本を分かりやすく伝えてくれたのが本書です。
ドラッカーに対するハードルを下げるという意味では、「もしドラ」の功績が大きいと思います。

ただ、ドラッカー入門としては、私は本書をオススメします。
「もしドラ」は小説の要素が強いため、読んだ後に忘れてしまうのです。(私だけ?)

本書は著者が体験した事例などを交えて、簡単に、かつ本質を突く内容になっています。

 

もう1つ。ドラッカー入門書としてではなく、会計に関係する全ての人に向けて。
会計は本来、経営者が武器として使うもののはずです。
しかし実態は、数字に支配されてしまっている人も多いのではないでしょうか。

会計に携わる人が、その人のレベルが高ければ高いほど、陥りがちなワナがあります。
本書は、そのようなワナを指摘し、武器として会計を使うためのマインドチェンジを求めます。

 

最後に「働き方を考える」のに最適な一冊です。
ベースは投資の本ですが、私にとっては働き方を考える指針となりました。

人間、誰しも自分の知らない世界のことは想像しにくいものです。
本書では、働き方のタイプを大きな4つに分類し、その4つの特徴や求められるスキルを
整理していますので、自分の所属する世界(クワドラント)以外に対する世界観を
身につけることが出来ました。

本書のおかげで、私は自分の将来の働き方を設計することが出来たのです。
働き方に悩む人は、本書に目を通してみることをオススメします。

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【編集後記】

IT関連の本も1冊選びたかったのですが、5冊には入れられませんでした。。
私自身、もっとIT関連の本質を突く本を読もうと反省しました。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!

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