こんばんは、渋屋です。
引き続き夏休み中です。今日は徳島県の大歩危を中心に様々な場所を見てきました。日本って、本当に美しい国ですね。様々な風景に息を飲みました。
今日訪れた「秘境の旅」は、秘境の名の通りだったのですが、そんな旅から気付いたことを今回はお伝えします。
観光バスが通れない道
「秘境の旅」に使われたバスはこちら。
昭和41年頃に作られたそうで、エアコンはもちろんありません(暑っ!!)。サスペンションも無いに等しく、振動がダイレクトにカラダを直撃します。さらにパワーステアリングがないので、うねり曲がった山道を運転手は自らの腕力で進んでいきます。(どうりで運転手の体格が良いワケで・・・)
このバスが使われている理由の1つは、普通の観光バスでは、狭い山道を進むことができないからです。道幅は、このバスが進んでいくのがやっと。たまに対向車が来ると、カーブを上手く使って譲り合いながら進んでいきます。昨日訪れた足摺岬に行くときもそうだったのですが、四国の道を進んでいると譲り合いの精神が普通に備わってきますね。
大事なのはハードよりソフト
四国の道を進んでいて感じたのは、ハード(設備)よりもソフトを重んじているということです。
例えば、今日通った道は、人によっては不便だから2車線通れる幅に拡張すれば良いと思うこともあるでしょう。あるいは古臭いバスを止めて、小さいけれど快適なバスを使ってくれ、という人もあるでしょう。しかし、私は意図的にそのような大規模投資を避けているように感じました。(そのような予算がないという事実もあるのでしょうが、、)
1車線しか通れない道には、センサーが仕掛けてあり、ところどころで「対向車注意」の指示を見かけました。曲がりくねって先が見えない道で、対向車が来ていることを教えてくれるのです。そうして事故を防ぎつつ、お互いが譲り合って進むことで、事は足りてしまっています。道をお互いに譲り合うときには、バスの運転手から対向車への適切な指示が、非常に効果的でした。レトロ過ぎるバスも、秘境の旅にはベストマッチで、愛着が沸いた人も多いように見受けられました。
経営も同じくハードよりソフト中心
経営にも同じことが言えるのではないか、と思います。ハード(設備)よりもソフト中心。
大規模な設備投資をする前に、人の教育で効果を上げることは出来ないのだろうか?オペレーションを改善することで、設備投資以上の効果が期待できるのではないだろうか?というような検討が必要だと思うのです。
少し前に書いた、こちらの記事(新商品開発に走る前に考えたいこと) もある意味同じです。新商品開発という大きな投資をする前に、売り方(ソフト)に改善の余地はないのか?を確認するのが良いのでは?という記事でした。
ハードへの投資というのは、分かりやすくて期待効果も高いと感じてしまいがちです。しかし、本当にソフトへの投資に余地はないのか?必ず確認するようにしたいですね。
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【編集後記】
明日は香川でうどん作りをします。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!