こんにちは、渋屋です。
先週、都内のシェアオフィスで「ある方」と話をしていました。
その方と話をしていると、ITの専門家でないにも関わらず、次から次へとITツールの話が出てくるのです。
時間管理・To Do管理のiPhoneアプリから始まり、Skype・Evernote・Dropboxは当たり前。
Gunosy・チャットワーク etc。
その使い倒しっぷりは、下手なIT専門家よりよほど詳しくて、驚愕したのでした。
「問題・課題」からのスタート
その「ある方」とは、中小企業の社長さんです。
資金も人材も限られているなか、業務効率化を進めた結果、自然に各種のツール群を使い倒すようになっていったのだと思います。
時間管理は秘書に頼めないからスマホのアプリで。
To Do管理も同様。
情報収集は他人ではなく自分でアンテナが立っているので、その場でEvernoteへ取り込み。
作り上げたアウトプットはDropboxへ保存し、いつでもどこからでもアクセス可能に。
遠隔ミーティングはSkype、といった具合です。
つまり、目の前にある問題や課題に対応するためにツールを選んで、使っています。
ここが売る側の「専門家」と異なるところなのでしょう。あくまでも問題や課題を解決するという視点です。
私を含めた専門家は、技術的に面白い点や、競合製品との比較に視点が移りがちです。
さらにITは各分野に分かれているので、自分の専門分野から外れたことは、疎くなってしまいます。
すると、利用者の視点から見ている人の方が詳しい、ということが起こってしまうのですね。
何のための専門家か、分からなくなってしまいます。
信頼できる専門家とは
私はIT関連の業務に就いている人に会うと、良く「Facebookをやっていますか?」と質問します。
驚くほどにFacebookをやったことの無い人が多いからです。
利用者としての視点を身につけ、新しい(Facebookは既に新しくないですが)モノに触れ続けることが、「専門家」に求められることなのだと思います。
ある限定された分野にだけ超・詳しい専門家。
得意分野を持ちつつ、利用者としても幅広い分野にアンテナを張っている専門家。
2人の専門家が居たら、信頼して仕事をお願いしたいのはどちらでしょう?
私だったら、自分と同じ立場・視点を持っている後者の専門家です。
自戒を込めて、書いてみました。
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【編集後記】
午後、会社を出て、ダイレクトマーケティングのセミナーに参加。
自分ができていなかったこと、やることが明確になりました。あとは実践あるのみです。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!