おはようございます。渋屋です。
マーケティングの世界では、古くからセグメンテーションとターゲティングが行われてきました。
モノを全ての人(マス)に平等に売ることは出来ないため、
顧客を複数のグループに分けるセグメンテーション。
例えば、年齢・性別・居住地域というような要素でグループ化します。
グループ化したいくつかのグループ(セグメント)に対して、
自社が最も有効に活動することが出来るグループを
優先順位付けします。(標的市場の選択)
例えば30代女性、都心で働くOLを最優先にします。
これがターゲティングです。
■
しかし、このようなセグメンテーション・ターゲティングは
ますます難易度が高まっています。
年齢・性別など、従来セグメンテーションで活用されてきた
要素でグループ化しても、顧客の嗜好が多様化し過ぎていて、
意味を成さないからです。
上記の30代女性、都心で働くOLであっても、
いまや人が異なれば、買いたいと思うキッカケも異なるでしょう。
■
そこで役立つのが顧客プロフィールです。
既に自社の得意客・ファンになってくれている顧客の特性を、
徹底的に掘り下げます。
従来のセグメンテーション要素だけでなく、
その行動特性なども踏まえて、
より詳細に顧客像を描いていきます。
そして、描かれた顧客像と同じような嗜好を持った顧客が
他にもいると仮定して、新たな見込み客を発掘していくのです。
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まとめると、
・従来は
マス(大衆)→セグメンテーション→ターゲット
と分割志向だったのに対し、
・現在は
得意客(ファン)→セグメンテーション→ターゲット
と具体的な顧客を元にスタートしています。
この方法は、既に自社の得意客・ファンになっている方の
行動特性や嗜好を元にしていますので、
自社の独断でセグメント化するよりも効果が高いと考えられます。
■
このようにマーケティング戦略の基本的な立て方が、
顧客情報の活用により変わりつつあります。
ITの発展によって、顧客情報が活用しやすくなったことが
その一因かもしれません。
顧客情報をしっかり蓄積する仕組み作りが
ますます重要になってきています。
■終わりに
今日は出勤前に英会話。
そしてランチミーティングを含んで
怒涛のミーティング10連発!
頑張っていきます~
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!
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