おはようございます。渋屋です。
NTT東西がSOHO向け感熱紙FAXにネット対応の後継機を出したそうです(ニュースはこちら)。
・・・が、個人的には色々と疑問が出まくりな一品です。
この機器の存在自体が疑問ですし、FAXにいつまでも依存している組織・個人も問題です。
■この機器の不思議でたまらないこと
はじめに、ニュースサイトからの製品紹介から、気になったところを。
・価格(税別)は32万8000円
まず高いです。
FAXという既にマイナーになった機能、電話回線を利用するために高くなってしまうのでしょう。
インターネット回線、ケータイで利用するモバイル回線の価格がこれだけ下がっている時代に、FAXを使うときに手痛いのが、最初にこのコストです。
・100メートルのロール型の感熱紙をセットできるため、頻ぱんに紙を交換する必要がない
そもそも情報交換するのに紙を使うこと自体が無駄なように思います。
・ファクス回線を使わずに、ファクスデータをメール添付ファイルの形で送信するやり方である。通常のファクスと同様に原稿を読み込ませつつ、これをインターネットメールとして送信する。
インターネット回線を使うのなら、そもそもFAX方式を使わなければ良いのでは・・・?
なぜ、この時期にFAXの最新機種を出すのか?
世の中に需要があるからだと思いますが、それ自体が問題だと感じます。
■時代の変化に追随できない組織・個人
FAXは、アナログ電話の時代に、情報交換をする手段として発達しました。
まだインターネット回線が十分に浸透していない時代。
電子メールの交換も一般的ではありませんでしたから、この時代にとっては有益な手段だったと思います。
ただ、既に時代はインターネットの利用が一般的になりました。
LINEではスタンプが飛び交い、Facebookでは写真や動画が飛び交っています。
企業間取引は電子化され、多少遅れているところでも紙をスキャナーで読み込み、PDFファイルを交換するようになりました。
このような時代の変化についていけず、未だにFAXを利用している企業を、見ることがあります。
テクノロジー系の企業だけでなく、一般的な企業・個人であっても、FAXを利用し続けるのは、もう止めたほうが良いでしょう。
中小企業が取引先から要求されてFAXを利用し続ける例も見たことがありますが、その取引先も「古い」と言わざるを得ません。
■FAXは高コスト
先にも書きましたが、FAXは機器が随分高いです。
それに加えて、電話回線・紙などのランニングコストも高いです。
スキャナとプリンタを用意し、インターネット回線を利用すれば、コストは10分の1以下で済むでしょう。
細かいことを言えば、紙を使うので、その設置場所などのコストも掛かります。
このようにコスト面から見ると、機器費用・ランニング費用共に、全くメリットがありません。
さらにマクロな視点で見れば、NTT東西がFAXという古いサービスを提供し続けるためには、古い設備を運用し続ける必要があります。
それは私達、消費者が負担するコストにもなるのです。
日本が技術先進国として世界をリードしようとするならば、既により優れた代替手段が登場している技術・製品は、廃止した方が良いのでは?と思うのです。
繰り返しになりますが、FAXを今も使っているというのは、変化に追随できていないことを、自ら証明しているようなものだと感じています。
「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ。」とダーウィンは言いました。
慣れ親しんだものを捨て、新しいことを覚えるのは大変かもしれませんが、生き残るためにも、変化し続けていきましょう。
■終わりに
昨日は、早めに帰宅して、家でモリモリと活動しました。
自分の変化を促すために、やることが盛りだくさんですが、喜んでやっています!
【昨日のトレーニング】
・体幹トレーニング・・・○
・ストレッチ・・・○
・RUN・・・0km
次回、フルマラソン(古河)まで、あと26日。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!