こんにちは。渋屋です。
昨晩は、初めての試みとなる「起業ワークショップ」を行いました。
東京近辺だけでなく、関西そしてシンガポールをSkypeで接続し、画面共有しながら1時間超のミーティングを行いました。
意識の高い人達が集まっている場なので、色々と助けて頂きました。継続して第2回以降を続けていく予定です。
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さて、昨日はIT業界の構造が変化していることを書きました。
その背景には、「速度の経済」「ヒエラルキーの崩壊」があり、その流れを作り出しているものに、「クラウド」「モバイル」がある、と書きました。
ただ、ブログをあまり長文にしたくないこともあり、ややロジックが飛んでいました。
例えば、「速度の経済」を求めるのに、「クラウド」や「モバイル」がどのように貢献するのか?が繋がっていなかったのです。
今日はそのあたりを補足します。
これまでユーザがシステムを準備するためには、ザックリと
1.システムの企画をして、
2.システム開発会社(システムインテグレータ)を選定して、
3.新システムのインフラ(サーバやストレージ、ネットワーク)を準備して
4.新たなシステムを開発・テストして、
5.本番稼働を迎える
という長い流れがありました。
しかし、クラウドを利用することで、これらの時間を短縮することが可能になります。
SaaS(Software as a Service)を利用すると、既に利用するアプリケーションは提供されていますので、検討すべきは従来利用していたシステムから、新システムへ、どのように移行するか?だけになります。
つまり、2はSaaSベンダーを選択することに替わり、3~4は無くなり、移行テストだけを行うというイメージです。
IaaS(Infrastructure as a Service)を利用するときは、IaaSベンダーを選択すれば、3のインフラ調達は無くなります。
システム開発の方法も以前から利用されてきた重厚なウォーターホール型だけではなく、ビジネスの変化に柔軟に・早く追従できるアジャイル型の開発方法に注目が集まっています。(ウォーターホール型とアジャイル型の差はこちらが参考になります)
このようにシステム基盤としてクラウドが貢献していることになります。
(ここには書ききれませんが、クラウドが貢献していることは、もっと沢山あります)
そして、作られたシステムをいち早く活用するための「出入り口」としてモバイルがあります。モバイルには、その端末自身が情報収集をするという意味合いもあるのです。
・・・と、ここまで書いて、今日も長くなってしまいました。
ちゃんと理解して頂こうと思ったら、別途、絵を描いて、連載にしないといけませんね(^^;
大切なことは、「クラウド」や「モバイル」のようなキーワードは、単なるトレンド・バズワードではなく、企業システムの在り方を根底から変えるうねりであるということです。
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今日はこの後に、週末起業大學に行きます。
週末起業家に必要なITツールとその活かし方を学んできます。
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!
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