こんにちは。渋屋です。
これまでに多くの中小企業診断士とその受験生にお会いしてきました。
受験中は試験対策が最優先になりますが、合格し、資格を取得した後に多くの方がハマる罠があるように感じています。
■診断士がハマりやすい、お勉強の罠
診断士やその受験生にお会いしていると、共通事項があるように感じます。
皆さん、総じて「真面目」なのです。
受験時代は、真面目に勉強して、試験に合格することが目的ですから、その生真面目さが悪い方向に働くことはありません。
しかし、問題は合格後です。
試験に合格し、資格を得たにも関わらず、真面目ゆえに「お勉強」ばかりし続けてしまうケースを、何度も見てきました。
診断士で集まると、それなりに知識を持った人たちが集まりますから、研究会などで揃って勉強すると楽しいのです。それが罠をより大きく・深くさせます。
そして、「勉強すること=良いこと」と日本教育によって刷り込まれてきた私たちは、その罠に意図も簡単にハマることになります。
一歩下がって、広い視野を身につけないと、いつまでもこの罠にハマり続けることになります。
■勉強はあくまでもプロセスであり、ゴールではない
そもそもの話になりますが、勉強というのは、あくまでもプロセスです。
趣味について学ぶのであれば、それ自体がゴールになることもあるでしょう。
私の父親は、自然科学系が好きで、私が幼い頃から科学雑誌Newtonを購読しています。
しかし、繰り返しになりますが、診断士として勉強するとき、それはあくまでもプロセスであってゴールではありません。
勉強がゴールになるのであれば、それは趣味であり、プロフェッショナルとしての活動ではありません。
プロが勉強するときには、ゴール設定が必ず必要になると思うのです。
■勉強の目的は何か?
話は変わり、世の中には、中小企業診断士でなくとも、「経営コンサルタント」を名乗る方も多くいらっしゃいます。
分かりやすい例は、コンサルティングファームで活躍されている方たちでしょう。
こうした方々のお話を聞くと、勉強(インプット)をするときには、強く目的を意識されているように感じます。
「新たにコンサルすることになったクライアントの業界知識を仕入れるため」、「今後使うフレームワークを定着させるため」というように、目的が明確です。
我々診断士も、同様に目的を明確にしつつ、勉強したいですね。
以下、私が実践している例を挙げます。
・投資に対するリターンを意識する
例えば、私は一昨年にセミナー講師を育成するコースに参加しました。
この参加費用(8万円)は、その後に自らセミナーを主催したことにより、既に回収を終えています。
・本を選ぶときには、その目的を明確にする (単に、「面白そう」という理由だけでは購入しない。)
・本を読み終えたときには、次のアクションを明確にする
自己投資(勉強)に対して、全てを明確にすることは出来ないと思います。
ただ、このような意識を常に持ち続けることで、真面目な診断士が陥りがちな罠を避けることができるでしょう。
■終わりに
今日は早朝から、投資のアドバイスを頂いているOさんのコンサルティングを受けてきました。
充実の2時間でした。
【昨日のトレーニング】
・体幹トレーニング・・・○
・ストレッチ・・・○
・RUN・・・8.8km/50分
雪を避けながら、キロ5分30~40秒でペース走。
週末にしては、トレーニングが足りなさ過ぎです。
次回、フルマラソン(古河)まで、あと27日。
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!