おはようございます。渋屋です。
今更ながら、『俺のイタリアン、俺のフレンチ』を読みました。
[amazonjs asin=”4785504544″ locale=”JP” title=”俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方”]
■ビジネスモデルを支える数字
本の題名の通り、この本では競争優位性という言葉が何度も出てきます。
ビジネスで勝ち続けるためには、競争優位性が必ず必要になる、と著者の坂本氏は説きます。
「俺のイタリアン・俺のフレンチ」をご存知の方も多いと思いますが、簡単に書くと、
ミシュランで星を獲得するようなお店での経験を持つシェフが、高級食材をふんだんに使った料理を、低価格で提供するお店です。
高級食材をじゃぶじゃぶ使うと言うことは、提供価格に占める食材の原価率が高まるということ。
その一方、利益を確保するために、顧客の回転数を上げること。一般の高級店では、顧客はゆっくり食事を取るので、ディナーの回転率は1回転程度ですが、俺イタでは4回転もあるそうです。
顧客に対してのサービスレベルが原価率で表され、店のオペレーションレベルが回転率で表される。
この2つを上げることが、他社との競争優位性につながる、ということです。
ビジネスモデルが、このようにシンプルな数字で占めされることが、明快でした。
■競争優位性
このビジネスモデル、競争優位性は一朝一夕で構築できるものではありません。
これまで高級店で働いてきたシェフ達が、狭い厨房で回転率を上げることにチャレンジする必要があります。
このオペレーションの改善は、人が経験を積むことが必要とされるため、競合他社が簡単に追いつくものではありません。
私は、日本人だからこそ構築できる競争優位性なのではないか?と考えました。
もちろん、銀座8丁目を中心にお店を展開しているので、当面の競合は日本国内の飲食店なのでしょうけれども・・・
■社員を大切にする経営
俺イタは成功し、社員の精神的な豊かさは満たされていくことになります。
それを支える、坂本氏を中心とした経営陣の想い・決断には、心震えるところがあります。
そして、精神的な豊かさが満たされた後は、物質的な豊かさだということです。
どんなに気持ちが満たされても、経済的に満たされなければ、長い間、働くことはできません。
そのため、この会社では、シェフに年収1,000万円を越えてもらうことを目標に掲げました。
驚くことですが、高級店のシェフでも、年収は600~800万程度なんですね。
年収は1つの例ですが、社員を大切にする経営には、何度も胸が熱くなる思いでした。
詳細は、本を手にとってご覧ください。
■終わりに
休暇中ですが、朝から晩まで予定を詰め込みすぎて、隙間時間がありません。
ブログ更新と体幹トレーニングだけでギリギリな感じですが、ハワイでしか体験できないこと・家族との時間を最優先にしています。
【昨日のトレーニング】
・体幹トレーニング・・・スイッチレベル1.5
・ストレッチ・・・○
・RUN・・・×
次回、フルマラソン(古河)まで、あと76日。
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!