書籍(紹介)

真の競争優位性とは #696

おはようございます。渋屋です。

 

今更ながら、『俺のイタリアン、俺のフレンチ』を読みました。

 

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■ビジネスモデルを支える数字

本の題名の通り、この本では競争優位性という言葉が何度も出てきます。

ビジネスで勝ち続けるためには、競争優位性が必ず必要になる、と著者の坂本氏は説きます。

 

「俺のイタリアン・俺のフレンチ」をご存知の方も多いと思いますが、簡単に書くと、

ミシュランで星を獲得するようなお店での経験を持つシェフが、高級食材をふんだんに使った料理を、低価格で提供するお店です。

 

高級食材をじゃぶじゃぶ使うと言うことは、提供価格に占める食材の原価率が高まるということ。

その一方、利益を確保するために、顧客の回転数を上げること。一般の高級店では、顧客はゆっくり食事を取るので、ディナーの回転率は1回転程度ですが、俺イタでは4回転もあるそうです。

 

顧客に対してのサービスレベルが原価率で表され、店のオペレーションレベルが回転率で表される。

この2つを上げることが、他社との競争優位性につながる、ということです。

 

ビジネスモデルが、このようにシンプルな数字で占めされることが、明快でした。

 

■競争優位性

このビジネスモデル、競争優位性は一朝一夕で構築できるものではありません。

これまで高級店で働いてきたシェフ達が、狭い厨房で回転率を上げることにチャレンジする必要があります。

このオペレーションの改善は、人が経験を積むことが必要とされるため、競合他社が簡単に追いつくものではありません。

私は、日本人だからこそ構築できる競争優位性なのではないか?と考えました。

もちろん、銀座8丁目を中心にお店を展開しているので、当面の競合は日本国内の飲食店なのでしょうけれども・・・

 

■社員を大切にする経営

俺イタは成功し、社員の精神的な豊かさは満たされていくことになります。

それを支える、坂本氏を中心とした経営陣の想い・決断には、心震えるところがあります。

そして、精神的な豊かさが満たされた後は、物質的な豊かさだということです。

どんなに気持ちが満たされても、経済的に満たされなければ、長い間、働くことはできません。

 

そのため、この会社では、シェフに年収1,000万円を越えてもらうことを目標に掲げました。

驚くことですが、高級店のシェフでも、年収は600~800万程度なんですね。

 

年収は1つの例ですが、社員を大切にする経営には、何度も胸が熱くなる思いでした。

詳細は、本を手にとってご覧ください。

 

■終わりに

休暇中ですが、朝から晩まで予定を詰め込みすぎて、隙間時間がありません。

ブログ更新と体幹トレーニングだけでギリギリな感じですが、ハワイでしか体験できないこと・家族との時間を最優先にしています。

 

【昨日のトレーニング】

・体幹トレーニング・・・スイッチレベル1.5

・ストレッチ・・・○

・RUN・・・×

次回、フルマラソン(古河)まで、あと76日。

 

今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!

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