おはようございます。渋屋です。
■ウォーターフォールの問題点
昨日の記事(新しい開発手法から見えてくるもの #648)では、従来型のソフトウェア開発手法であるウォーターフォールについて、疑問に思うことを書きました。
一言で言えば、これだけマーケットの変化が激しい世の中において、顧客要件が変わらないという前提条件は、破綻しているのではないか?ということです。
もう1つ。各工程の間のやり取りはドキュメントが主体である、ということです。書いてあるだけことが「正」となり、真のコミュニケーションがはかられないところに問題があると感じています。
■コミュニケーションの断絶
何かものづくりをするときには、なぜそれを創るのか?というWhyから始まり、How、Whatと流れていくゴールデンサークルが有名です。
人はWhyの部分で気持ちが動かないと、納得して動かない動物だからです。
しかし、そのWhyは「仕様書」のようなドキュメントに書かれないことが多いのです。
結果的に、最も大事なところ(Why)に対する意識が抜けてしまった、ものづくりとなってしまうのです。
この点は、工程毎に担当者が別れてしまう、ウォーターフォールの致命的な点だと思います。
その点をリカバリーするためには、Whyを伝播させる、全工程に関わる人を設置するなどの対応策が考えられるでしょう。
■ものづくりはソーシャルな活動だ
昨日、ものづくりブートキャンプを運営しているJoさんのお話しを聴きました。
ここでゴールデンサークルの話を改めて認識し、上述のような点に気付いたのです。
ものづくりをするとき、自分の専門性という殻に閉じこもらず、チームとして成果を上げるために、他者の仕事に積極的に関与していく。
それをなぜ創るのか?Whyを共有しつつ、各自が持っている意見・課題・問題点を共有しながら、進めていく。
ソフトウェア開発手法としてのアジャイル開発は、このようなソーシャルな活動をするための仕組みが上手くできあがっています。
・全員の仕事の進捗や課題を共有するための朝会
・一定期間毎に振り返りを行うレビュー
・2名で一緒に開発を行うペアプログラミング
など
ここには、工程間の断絶はありません。
全工程をチーム全員で行っていくからです。
ドキュメントではなく、対話を通じて共通理解を進めていきます。
このようなアジャイル開発の特徴を知ると、ソフトウェア開発の現場も変わっていくのではないか、と可能性を感じています。
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■終わりに
昨日は鮒谷道場生が集まって行われる勉強会に参加しました。
いつものことながら、このグループは意識の高い人だけが集まるので、強烈です(^^;
昨日も発破をかけて頂きました。
【昨日のトレーニング】
・体幹トレーニング・・・スイッチレベル1
・ストレッチ・・・マスト
・RUN・・・jog 3.5km/22分
次回、フルマラソン(古河)まで、あと124日。
今日も素晴らしい1日になりそうです。感謝!!
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