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【アップグレード!!ネットワークエンジニア】
(毎週月曜日発行)2011.02.21 Vol.106
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◆本メールマガジンは、
ネットワーク技術を中心としたエンジニアを対象に
○技術スキルだけではなく、他にどんなスキルが必要なのか?
○技術スキルを、どう身につけていけば良いのか?
○各スキルを、どう使っていけば良いのか?
総合的なスキルアップの方向性を示すによって、
【『現場で活躍する』さらに上のステップ】
を目指して頂くために、
毎週月曜日に配信しています。
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◆INDEX◆
1.はじめに
2.どこを目指しますか?
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◆はじめに◆
おはようございます。Ritz(リッツ)です。
ずっと続けている中小企業診断士の勉強ですが、
ごく一部ではありますが、着実に力が伸びてきました。
問題集をやっても、過去問をやっても、得点が安定してきました。
なかなか伸び悩んでいたところだけに、このプラスは大きいです。
基礎レベルが高くなると、勉強の効率が一気に上がるので、
このまま得意分野にしていきたいです。
『勉強法』という意味では、経営の勉強もITの勉強も
同じだと思います。
これまで、ITの勉強をしてきたことが、ここで役立っています。
ただ、勉強で『知識』を増やすことよりも、
もっと難しいのは、その知識を『活用する』こと。
これは私の近年の課題としています。
(何かヒントが得られたら、本メルマガで紹介します)
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◆どこを目指しますか?◆
●このメルマガを読まれている方の大半は、
ネットワークエンジニアだと思います。
しかし、一口にネットワークエンジニアと言っても、
その種類は実に様々。
今日は、どの方向性を目指すのか?を
皆様自身に考えていただくための、分類方法を紹介します。
●技術力とマネジメント
技術力と、マネジメントという2軸の強弱で、
○技術力(弱)、マネジメント(弱)
○技術力(強)、マネジメント(弱)
○技術力(弱)、マネジメント(強)
○技術力(強)、マネジメント(強)
という、4つの分類にしたいと思います。
○技術力(弱)、マネジメント(弱)
当たり前ですが、初めてネットワークエンジニアになったときは
この位置に居ます。いわゆるCE(カスタマーエンジニア)です。
実は、この位置付けのままで、スキルアップしている方も
たくさん居ます。CEの中の親方的・監督的存在です。
このCE親分の特徴は、大規模な作業や繰り返し作業を
短時間に、効率よく、間違いなく、行うことに長けています。
TeraTermマクロを駆使したり、configを大量生産するperlを使ったり、
大規模展開した後にログを一斉確認して異常の有無を確認できる
仕組みを作ってしまったり。
そういう意味では、技術力は高いのですが、
今回、軸にした『技術力』とは、ネットワーク技術のことであり、
TeraTermマクロ・Excelマクロ・perlなどのことではありません。
このCE親分は、ネットワークそのものを設計したSEの配下で、
動くことになります。
実際に動くシステムを作り上げるには、このCE親分の存在は
欠かせません。したがって、この位置付けを目指す方は、
ネットワーク技術だけでなく、簡単なスクリプト言語や
マクロ等を使えるようにして、作業をミス無く、大量にこなす
スキル向上を目指して頂きたいです。
○技術力(強)、マネジメント(弱)
いわゆるSEです。技術面を強調すると、
ネットワークのスペシャリストと言えます。
意図的にマネジメントを無視すると、職人と言っても良いでしょう。
大規模プロジェクトなどでは、後述するプロジェクトマネージャに
指揮されながらも、プロマネからは絶大な信頼を得ます。
もちろん、お客様からもです。
強いネットワーク技術をもって、どんな困難にも立ち向かいます。
そもそも技術が好きなので、自宅でネットワーク機器やサーバを
いじっていることが面白かったりしますので、
本人は困難に立ち向かっているとは、思っていなかったり(笑)。
技術を徹底的に磨きたい人は、まずここを目指すと思いますが、
これからの世の中で価値を発揮し続けるには、
『最低限』のマネジメントスキルは必要であることを
補足しておきます。
○技術力(弱)、マネジメント(強)
『技術力(弱)』と書いていますが、もちろん、マネジメントが
出来るだけの、最低限の技術は持っています。
マネジメントスキルと比較すると、相対的に技術の方が弱い、
とご理解頂きたいです。
エンジニアとして、ある程度の経験を積んだ後に、
そのままエンジニアとして突出するのではなく、
むしろ複数のエンジニアを束ねて、マネジメントしていく方向に
シフトしていきます。
いわゆるプロジェクトマネージャです。
プロマネを目指す方には、技術を軽んじないことを、
まず気をつけて頂きたいです。
プロマネが指揮するエンジニアから信頼されない限り、
プロジェクトチームは動きません。
したがって、技術はご自身も勉強を続けるべきです。
ただ、機器に触れたり、自分でコマンドを叩いたりする機会は
減っていくでしょうから、論理面を中心に、『ツボを押さえる』
ことが大切だと思います。
また、マネジメントスキル向上の第一歩は、
自分自身のマネジメントだと、私は思います。
つまり、自分自身のスケジュール管理、課題管理が出来ることから、
徐々に複数人数のマネジメントに繋がっていくのだと思います。
○技術力(強)、マネジメント(強)
ここは理想郷です(笑)
私もどうすれば、この境地に達することが出来るのか?
分かりません。
どんな職種なのかすら、今の私にはイメージが出来ませんが、
こういう人が増えてくると、『スゴい』仕事が出来るように
なるのかな~と思っています。
●最後の1つはオマケですが、3つのうち、どこを目指すのか?によって、
日々のスキルアップ方法も変わってきます。
もうすぐ年度が変わります。
春になると新たな仕事に就く方もいらっしゃるでしょう。
そうしたときに、自分が目指す方向性を、自分の軸として
持っているか否か?は大きな違いに繋がるものと思います。
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<今号のポイント>
○CE親分を目指すなら、品質の高い、大量作業をこなせる仕組み作りを
○SE職人を目指すなら、徹底的にネットワークスキルを身につける
○プロマネを目指すなら、技術を軽んじず、自己マネジメントから始める
今回(Vol.106)の内容はいかがだったでしょうか。
是非、こちらまでご意見をお願い致します。
http://form.mag2.com/thapitraph
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◆つぶやき
子供の成長を感じています。
本当に子供の成長は早いです。
ん~、大人も負けられませんね。
ご購読、ありがとうございました。