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【アップグレード!!Vol.99】技術力は障害対応の経験に比例する

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【アップグレード!!ネットワークエンジニア】
            (毎週月曜日発行)2011.01.03 Vol.99
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◆本メールマガジンは、
 ネットワーク技術を中心としたエンジニアを対象に
  ○技術スキルだけではなく、他にどんなスキルが必要なのか?
  ○技術スキルを、どう身につけていけば良いのか?
  ○各スキルを、どう使っていけば良いのか?
 総合的なスキルアップの方向性を示すによって、
 【『現場で活躍する』さらに上のステップ】
 を目指して頂くために、
 毎週月曜日に配信しています。
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◆INDEX◆
 1.はじめに
 2.技術力は障害対応の経験に比例する
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◆はじめに◆
 明けましておめでとうございます。Ritz(リッツ)です。
 本年もよろしくお願いいたします。
 さて、2009年2月18日に始めたこのメルマガも、
 来週で100回目を迎えます。
 まだまだ拙い記事で、心苦しい限りなのですが、
 少しでも皆様のお役に立てる内容を目指したいと思います。
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◆技術力は障害対応の経験に比例する◆
●新年から、あまり良い話ではありませんが、
 皆様はどの程度、障害対応を経験されているでしょうか。
 特に単なるハードウェアの故障による保守交換作業ではなく、
 提案時、設計・構築時、システム運用開始後の原因不明の
 障害などです。
 実は私自身、この年末は障害対応に追われました。
 設計・構築は終了し、お客様にて運用開始前のテストを
 繰り返していたところ、原因不明の不具合が発生しているのです。
 年末年始も、1日1度のメール処理だけは継続し、
 調査の進捗などを確認していました。
 明日以降、お客様も営業開始しますので、
 この障害対応が激化することは目に見えております。
 そう考えると、少し気が重いのですが、、、
●しかし、障害対応は、そのときは厳しく、ツラいことが多いものの、
 後になって振り返ってみると、本当にプラスになることがあります。
 その中の代表例が技術力です。
 障害対応中は、そのシステムについて、詳細なところまで
 調査・解析をすることになります。
 ネットワークエンジニアとしては、パケットキャプチャが
 その代表例でしょう。
 普段は、システムを設計し、構築する過程において、
 WireShark等を利用して、パケットキャプチャをすることは
 稀でしょう。
 しかし、障害対応においては、パケットをキャプチャし、
 どのフラグが立っているべきか?を判断し、
 シーケンス番号を元にパケットのストリームを追い、
 通信不具合がどこで発生しているのかを解析していきます。
 このようなときほど、IP・TCP・UDPのヘッダー等の作りが
 どうなっているか?意識することはないでしょう。
●発生した障害の事象と、そのときに発生した機器のログ、
 あるいはパケットキャプチャデータを見ながら、
 その真の原因を突き詰めていく作業は、
 本当に骨の折れる作業です。
 しかし、だからこそ、このような経験を積めば積むほど、
 【 無理やりに技術力が引き上げられる 】
 ことになります。
 私の周りでも、過去に多くの、そして難易度の高い障害に対し、
 主体的に対応してきたエンジニアは、
 本当に優秀な方が多いです。
 私などは、まだまだ経験不足で、自分の周りにいる
 優秀なエンジニアの方を見ると、ただただ頭が下がる思いなのですが。
●すなわち、運悪く障害が発生し、対応せざるを得なく
 なったとしても、
 『ある意味、ラッキー』
 と考えると良いのだと思います。
 確かに対応している最中は寝不足にもなりますし、
 お客様やエンドユーザから、強く怒られることもあるでしょう。
 障害対応は、短期的視点に立つほど、ツラく厳しいものになります。
 一方、『この障害が、自分のレベルを引き上げてくれる』と
 考えることが出来れば、目の前の骨の折れる作業を
 一歩一歩、進めることが出来ると思います。
 中長期の視点に立って、障害対応をやり遂げたときの
 自分の姿を思い浮かべるのです。
●私自身、自分の技術力を支えているのは、
 過去に経験してきたプロジェクトであり、
 その中でも特に、障害対応だった、と言い切ることが出来ます。
 障害を経験するほど、その分野の技術に詳しくなれる。
 そのときに得たノウハウは、そう簡単に他者が得られるものではない。
 と思います。
 繰り返しになりますが、障害対応に追われることに
 なってしまった場合、その機会を活かすも殺すも、
 そのときの自分の考え方次第だ、ということです。
 明日から障害対応をする自分へのエール?を含めて、
 皆様と共有しておきたい内容でした。
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<今号のポイント>
 ○障害対応の経験を積むほど、その分野の技術に詳しくなる
 ○したがって、障害対応はエンジニアにとって大切な経験
 ○そう思えば、目の前にある障害対応も、貴重な機会に見えてくる
 今回(Vol.99)の内容はいかがだったでしょうか。
 是非、こちらまでご意見をお願い致します。
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◆つぶやき
 正月は予想以上に、のんびり・ダラダラし過ぎました。
 途中からは、「これも良し!」と開き直る始末。。。
 ただ、本当にゆっくりしたので、
 今晩からは、一気にギアを入れて活動開始です!
 今年もよろしくお願いいたします。