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【アップグレード!!Vol.95】仮想化はNWエンジニアの仕事

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【アップグレード!!ネットワークエンジニア】
            (毎週月曜日発行)2010.12.06 Vol.95
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◆本メールマガジンは、
 ネットワーク技術を中心としたエンジニアを対象に
  ○技術スキルだけではなく、他にどんなスキルが必要なのか?
  ○技術スキルを、どう身につけていけば良いのか?
  ○各スキルを、どう使っていけば良いのか?
 総合的なスキルアップの方向性を示すによって、
 【『現場で活躍する』さらに上のステップ】
 を目指して頂くために、
 毎週月曜日に配信しています。
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◆INDEX◆
 1.はじめに
 2.仮想化はNWエンジニアの仕事
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◆はじめに◆
 おはようございます。Ritz(リッツ)です。
 先週はVMwareの資格である、
 VCP(VMware Certified Professional)の研修に行ってきました。
 初めてESXやvCenterを触りました。
 やはりエンジニアにとって、理屈だけでなく、
 自分で触るということは、『感覚』を養うことに繋がる、と
 実感しました。
 これまで適当に理解したつもりになっていたことや、
 ずっと分からなかったことなどが、随分分かるようになりました。
 今回は、その研修中に感じたことのお話です。
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◆仮想化はNWエンジニアの仕事◆
●VCP(VMware Certified Professional)の研修で、
 改めて感じたことは、
 【 仮想化はネットワークエンジニアで無ければ、できない 】
 ということでした。
 仮想化環境におけるネットワーク構成は、
 どうしてもややこしくなりがちです。
 標準仮想スイッチの場合、各ESXホスト上に、
 仮想スイッチが動きます。
 仮想スイッチから見ると、ESXホストの物理NICが
 アップリンクポートになり、外部ネットワークとの
 接続点になります。
 さらにService Console(ESXのみ、ESXiでは無し)や
 VMkernelのポートが仮想スイッチに繋がってきます。
 ・・・この辺りで、私にとっては、十分ややこしいのですが。。。
 さらに分散仮想スイッチになると、複数のESXホストを
 またがった仮想スイッチが存在することになります。
 かつ、この仮想化システム上で、ポリシーの異なる
 複数のシステムを収容することになると、
 Private Vlanの利用などが必要になってくることも
 ありそうです。
 (Private Vlanの利用は分散仮想スイッチのみサポートだそうです。)
●色々と書きましたが、要するに、
 『仮想化環境のネットワークはややこしい』
 ということが言いたいだけなのです。
 同じ研修を受けている方が多くいらっしゃいましたが、
 サーバ系出身と思われる方には、
 Private Vlanの説明は難し過ぎるようでした(笑)。
●かつ、これからは仮想スイッチが外部の物理スイッチに
 オフロードされる動きが見られます。
 ESXをはじめとするHypervisorのソフトウェア上で
 動く仮想スイッチのCPU負荷をオフロードさせるための
 製品を、各メーカがリリースしてきています。
 こうなると、もはやサーバエンジニアには、
 ネットワーク構成がどうなっているのか?
 理解することは困難だと思われます。
●もちろん、サーバエンジニアでも、
 きちんとネットワークを勉強されている方は、
 仮想化環境にどんどん食い込んで来ています。
 しかし、ネットワークエンジニアが、そこはしっかりと押さえた上で、
 OSとしてのHypervisor(サーバ領域)を理解する方が、
 よほど早いだろう、と改めて感じました。
 言うまでも無く、既に仮想化システムの設計・構築は
 幅広き企業にて行われています。
 それらを支えるエンジニアも、日に日に増えていますので、
 乗り遅れないことが必要だと思います。
 今回は、仮想化技術を身につける必要性は感じているものの、
 イマイチあと一歩を踏み出せずにいるエンジニアへの
 エール?でした。
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<今号のポイント>
 ○仮想化環境におけるネットワークはややこしい
 ○したがって、ネットワークエンジニアが活躍できる分野である
 ○躊躇せずに、仮想化技術を身につけよう
 今回(Vol.95)の内容はいかがだったでしょうか。
 是非、こちらまでご意見をお願い致します。
 http://form.mag2.com/thapitraph
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◆つぶやき
 auのスマートフォン、IS03を発売日には入手できなかったのですが、
 先週末に予約分が手元に届きました。
 物理的なボタンが無いというケータイは初めてなので、
 まだ操作に慣れず、むしろ操作が遅くなっていますが・・・
 それでもevernoteで共有しているPDFなどのドキュメントが、
 出先からいつでも見られることになり、重宝しそうです!
 これで今までより、ITエンジニアっぽく(!?)
 仕事ができるようになりそうです。
 ご購読、ありがとうございました。

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