『独学者のための中小企業診断士への道【エアゾールのブログ】』にて、私の中小企業診断士、試験合格後のリアルについて、インタビュー記事が掲載されました。記事はこちらです。
https://www.chusho-shindanshi.com/shindanshi/after/
この記事では、インタビューで伝えきれなかったことを含めて、振り返ってみます。
<スポンサードリンク>
中小企業診断士を取得しても、得られなかったもの
これから受験を目指す方にお伝えすることではないかもしれませんが、試験に合格しても「やりたいこと」は見つかりませんでした。当時の詳細はこちらに書きました。
短期的には受験生の支援とか、合格者・先輩診断士との集まりとか、楽しいことはありました。それでも自分が探していた「何か」を得られた感覚はありませんでした。やっと試験を突破して、達成感が得られていた一方で、唖然とすることになったのです。
今思うと、やりたいことが見つからなかった理由は2つです。
- ITとかマーケティングとか「スキル」を追いかけ続けていたから
- やりたいことが見つかるほど、行動していなかったから
私の場合は追いかけていたのは「スキル」ではなかった。それを発見するまでには、興味の赴くままに行動し続けたからでした。
合格を通じて得られたもの
やりたいことがすぐに見つからなかったのは事実です。ただ、その一方で、得られたものもありました。「行動に躊躇しない自信」です。
合格前も、社外のセミナーなどに通ったことはありました。しかし、周りの人が皆、賢く見えてしまい、話しかけるなどということは全くできませんでした。それ以前に「俺がこんなところに来て良いのだろうか・・」と思ってしまう始末。
そんな私が合格後、多少なりとも自信を持って挨拶できるようになったのは、(自分にとって)大変な試験を突破できたからです。個人用の名刺に「中小企業診断士」と入れて挨拶すると、社長やフリーランス・他の士業の方などは「診断士さんなんですね~」と反応して下さりました。
この小さな自信がキッカケとなり、社外のセミナー等に参加することに、躊躇がなくなりました。その結果、様々な場所に顔を出すようになりました。
- このブログを始めたのも
- フリーランスになりたいと思う機会を得たのも
- 副業でセミナーやコンサルティングを行っていたのも
- 独立直後に仕事を下さった社長と出会ったのも
- マラソンやトライアスロンを始めたのも
- 中小企業診断士・士業という枠から外れて仕事できているのも
これら全て、当時の小さな自信がもたらしてくれたものです。そう考えると、私にとって「試験合格」「資格獲得」から得たものは、とてつもなく大きいのです。正に人生そのものを変えてくれたのです。
<スポンサードリンク>
自分と資格(中小企業診断士)の関係性
それでも私にとって、中小企業診断士というのは「タグ」の1つに過ぎません。
私(渋屋)という人間には、様々なタグがついています。
IT屋・マーケティング屋・フリーランス・父親・夫・息子・ランナー・トライアスリート…というように。これらの1つに「中小企業診断士」が存在すると感じています。
つまり私(渋屋)が「主」で、中小企業診断士は「従」です。この関係性は一生、変わりません。
しかし世の中には資格が「主」で、その資格コミュニティに属する自分が「従」になってしまっている人を、結構、多く見かけます。中小企業診断協会とか、税理士会、行政書士会などが自分の上にあり、その中で仕事を頂くことに奔走している人たちです。
先輩から学ぶことと、自分を捨てて組織の犬になることは、全く別のこと。組織に貢献することと、言われたままに動くことも、別問題です。私は尊敬する人からは真摯に学びますが、自分を捨てることはしません。
確かに資格は私に多くのものをもたらしてくれましたし、大切に思っています。だからと言って、それに媚びることはしません。資格を取得したときに得られた「小さな自信」を胸に、次のチャレンジをしていきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
少しずつトレーニングを復活させています。
この1週間で、ラン3回、バイク2回、スイム1回。
回復が追いつかず、疲れ気味です。。
まだ負荷の高い運動は、やってないはずなのですが・・
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Facebookページ:こちら
Twitter:@giraffe_duck
ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村