士業として独立・開業したはずなのに、なかなか食えないケースを見かけます。
公的機関にしがみついて、言われた通りの業務をして日銭を稼いでいるのです。
社会制度上はフリーランスですが、事実上は組織の一員として活動しているに過ぎません。
扱いは公務員や会社員なのに制度で守られていないので、リスクはフリーランス並。
なぜそのような悲劇がおきてしまうのでしょうか?
2つの理由と対策をお伝えします。
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自分の商品・サービスをつくる
自分で食えない理由の1つ目は、「自分の商品・サービスがない」ことです。
売り物がないのですから、他者がつくった業務をやるしかないのです。
国や行政に言われた通りの業務をする。
独立直後は勉強のために、仕方のない部分もあるかもしれません。
そこで積極的に学ぼうとする意識の強い方も多いでしょう。
しかし、ある程度(1〜2年)の経験を積んだら、早く自分自身の商品・サービスをつくるべきです。
いつまでも他者が設計した商品・サービスをこなしているだけでは、本当の独立はできません。
商品・サービスを企画するには「自分は、どういう価値を提供するために独立したのか?」を改めて考えてみましょう。
- 資格取得を目指したキッカケ
- ビジネス経験上、嬉しかった・悲しかったこと
- 印象に残っているお客様とのやり取り
- 社会で問題だと感じていること
こういったことを考えながら、商品・サービスに落とし込んでいきます。
士業で典型的なのは、コンサルティングとセミナーです。
ただ、典型的とは言っても、サービスメニュー化するには、考えるべきことが多々あります。
- いくらで提供するのか?(価格や決済方法、決済のタイミング)
- どこで提供するのか?(売り場:今はネットもあります)
- どのくらいの時間でやるのか?(90分 or 120分など)
これらを考えながら、商品・サービスを企画・設計していきます。
士業・個人向けのコンテンツではありませんが、こちらを参考にして下さい。
(外部のサイトに飛びます)
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売り方を身につける
士業に共通していることですが、営業経験のない方がほとんどです。
私も例に漏れず、営業経験ゼロで独立しました。
いわゆる先生業ですから、頭を下げてお願いして買ってもらうこともできません。
(お客様に迷惑なので、やりたくもありませんが)
ですから自分なりの工夫をしながら、買っていただける方法を模索しなければなりません。
怖いからなのか、つまらないプライドなのか、この領域に踏み込む人が恐ろしいほどいません。
士業がマーケティング力・セールス力を身に着けたら最強だと思うのですが、99%の人はやりません。
そんな現状を鑑みて、オススメしたいのは、やはりWebによる情報発信です。
これも何度も記事にしていますが、週に1回以上の発信をしている士業が、世の中にどれだけ居るでしょうか?
中小企業診断士は約2万人います。
しかし、私の知る限り、週に1度以上、1年以上発信し続けている診断士は10人もいません。(それは言い過ぎか・・!?でも、まぁそんなもんです)
全国でも100人もいないのではないでしょうか。
これまではWebで検索する社長(顧客)が少なかったので、それでも良かったかもしれません。
しかし、世の中の他の商品・サービスがそうであるように、間違いなくWebで探されるようになります。
というより、既になっています。
人と直接やりとりするセールスに比べると、じっくりと自分の知見を記事(コンテンツ)に変えていく情報発信は、士業と相性が良いです。
しかも、Webマーケティングのスキルは、お客様の事業にも役立つことができます。
サービスメニューを1つ増やすこともできるでしょう。
商品企画同様、Webマーケティングも兄弟サイトに記事をまとめています(こちら)。
必要であれば、こちらを参考にして下さい。
補足(自由に選べることが独立への第一歩)
最後に補足をしておきますが、私は公的な業務が悪いと言っているわけではありません。
これまで様々な記事で書いてきたように、公的業務にしかできないことがあります。
民間でやるよりも、公的機関に適した仕事も存在します。
だからこそ、そこにしがみつくのではなく、メリット・デメリットを理解した上で、どちらも自由に選べるようになることが重要なのだと考えています。
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