日々の気付き

知識やコンテンツを、もっとオープンにした方が良い

士業・コンサルタントの方は、参加をご遠慮頂いております。

これ、結構良く見ます。
私はこれまで参加したいと思ったセミナーで、何度かこのメッセージを見て、断念したことがあります。
士業・コンサルタントに限らず、同様に「同業者の参加はご遠慮願います」は、結構あるのではないでしょうか?

本記事では、この姿勢に対して意見を述べます。

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コンテンツをオープンに

結論から言えば、私は同業においても、コンテンツをオープンにして欲しいと思っています。

先日、中小企業診断士の方(しかもお互いを良く知っている)から
「セミナーに行っても良いですか?」とお問い合わせをいただきましたが、当然ウェルカムです。

私はこのように返事しました。

良いですよ~

私は同業でも気にしません。むしろ意見を頂きたいくらいです。
情報を隠すよりオープンにして、お互いに成長した方が、支援する企業のためですので。
でもきっと、○○さんのご存知のことばかり話すので、その辺はご了承の上で(笑)

私が同業である中小企業の支援者に対して、コンテンツをオープンにして欲しい理由は、これです。
自分のコンテンツを囲い込むよりも、もっとオープンにする。
それを知った人から意見をもらい、コンテンツをアップデートする。

私にとっても、受講者にとってもメリットがありますし、
中小企業の支援者が成長すれば、支援する中小企業にもメリットがあります。

 

小さなパイを囲い込むのではなく、パイを成長させる

同業へのコンテンツ提供を禁止する理由は、「顧客を取られる」と考えているからでしょう。
その前提となるのは、「顧客は限られている小さなパイである」という思考です。

しかし、顧客企業の成長を支援する者として、この前提条件はいかがなものでしょうか。
世の中を見渡せば、支援を必要としている企業は、まだまだありますし、
単一企業で見ても、成長した結果、別の支援が必要にもなります。

実際、私自身、苦手分野の支援が必要になったお客様に対して、
別の士業・コンサルタントを紹介したことがあります。

セミナーなどでお互いの得意分野を深く理解すれば、
このようにお互いに顧客を紹介することもできます。

紹介したお客様からは、

「非常に良い方だった」
「・・・という問題を解決してもらった」

とわざわざご連絡を頂いたりしています。

もっとお互いに協力して、連携して、パイを成長させる関係を築ければと思っています。

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コンテンツをオープンにし続けるトップランナー

ここまで偉そうに書いていますが、実は参考にさせて頂いた方がいます。
『ITトレンド』の共著者、斎藤さんです。

毎日のようにブログでITトレンドについて情報発信され、
さらに講演・研修などで使った資料をPowerPointで公開されています。
しかも再利用可能なライセンスで。

Libra」というサービスです。
「ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー」と銘打っていますが、その量・質ともに半端ないです。
私の有益な情報源の1つです。

私が活用しているITの情報源(Web、雑誌、その他)

月額500円で、この情報を得てしまって良いのだろうか?

斎藤さんに、なぜ再利用可能にしているのか?を聴いたことがあります。
「自分の知見を提案・稟議など、様々な場所で使って欲しい」
「それによって、使う人が成長するでしょう」とのこと。

ノウハウをパクられることへの恐れは?という質問に対しては、
「この資料で講演でもセミナーでもやってみなさい。私より上手く伝えられる人は居ないでしょう。」と。
圧巻ですね。

私自身、斎藤さんの資料を元に、自分用の資料にカスタマイズすることがあります。
たった1枚のスライドを咀嚼するのに、どれだけの時間が掛るか。
他者のつくった資料は、あくまでも参考であり、血肉に変えるには、自分自身をアップデートしなければなりません。

特に士業・コンサルタントの皆さんは、同業を排除せず、
もっとオープンにしてはいかがでしょうか?

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