衝撃を受けました。
 |
たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考 (2009/12/18) 平野 敦士 カール商品詳細を見る |
これまでの企業戦略は、その一社で如何に勝つか？という視点のものだったと思います。
自社で足りないものは、M&Aで他社を買収してでも、自分のものにしていく。
しかし、本書が掲げる戦略は、これまでのそれとは、一線を画すものです。
自社はプラットフォームという場を提供し、その場に参加してくる各企業それぞれが、プラットフォームを活用して、各社のビジネスを推進していく。
IT技術が発展したからこそ、こういうアライアンスをベースにした、『緩い関係』を企業間が容易に構築することが出来るようになったのだと思います。
自己のスキルアップという点で言えば、こういうプラットフォームを構築出来るビジネスパーソンが、今後は求められていきます。一社で出来ることには限界があるからです。
事業分野を超えたアライアンスを推進できる、エバンジェリストこそが、これからのビジネスを牽引していくことになりますが、そうなるためには、何をすれば良いのか？
そういうアドバイスもギッシリと詰まっています。
購入してから、実際に読むまでに、数ヶ月空けてしまったことを、心底後悔した本でした。
