私は、中小企業診断士などの資格を取って独立する人よりも、
無資格で独立する人の方が参考になると感じています。
ゼロから顧客開拓する、無資格の人
資格を持っていない方の独立は大変です。
前職での顧客をそのまま誘導できるなら良いのですが、
私が過去に独立支援した方々は、前職の人脈も活かせませんでした。
(全く別の職業で独立するなどの理由で)
このような場合、少なくとも半年程度は、ひたすら我慢の時期が続きます。
ゼロから人脈を築いたり、Web集客の仕組みをつくらねばなりません。
そのため、売上が上がるようになるまで、どうしても一定の時間が掛かってしまうのです。
ただ、自ら築いた人脈や仕組みですから、
長い長いトンネルを抜けて成果が上がり始めると、その後の成長は早いです。
「無難な道」に入り、そのままぬるま湯に浸かってしまう罠
一方、士業の独立はそうでもありません。
知人の伝手をたどれば、公的機関や、診断協会(中小企業診断士の場合)の仕事にありつけます。
最低限の生活はできる程度の収入は得られるので、当面の生活はできるでしょう。
私はこれが、独立直後に資格を持っていることの、最大のメリットだと考えています。
しかし、そこに罠があるのです。
無資格の方は、そんな伝手も利用できませんから、時間の全てを人脈や仕組みづくりに投下します。
一方の士業は、平日9時〜18時を、とりあえず食える仕事に投下して、満足してしまいます。
いわば、士業はそのまま「ぬるま湯」に浸かってしまうのです。
数ヶ月・数年後に大きな差が生まれるのは、言うまでもありません。
無資格の方から学ぶべし
最初から食える仕事を目指している士業には、特段お伝えすることはありません。
実際にまわりを見ていると、今のままで良いと考えている方が一定数いらっしゃるのです。
例えば、定年退職後の方や、子育て期間中の方など。
一方で、「もっと自分で事業を行いたい」、「自分らしさを発揮したい」、
「顧客に直接貢献したい」、「もっと収入を上げたい」という方も、
同じくらい存在すると感じています。
でも、そのような方の話を聴いてみると、
平日9時〜18時に、与えられた仕事をこなしているだけなのです。
今の思考・行動を変えずして、結果が変わるはずがないと思うのですが、
どうでしょうか?
私の知る無資格で事業を立ち上げた方を見ると
- 士業と知り合いになる
- 銀行と人脈をつくる
- 展示会などで自分の顧客になりそうな企業に会いに行く
- ホームページを立ち上げて情報発信し続ける
- 展示会に出展する
- 社長の集まるコミュニティに自分も参加する
- 知り合った社長たちとゴルフや温泉旅行に行く
などなど、実に色んな手を打っています。
もちろん、自分が許容できること、そうでもないことがあると思います。
ただ、少なくとも自分が打てる手を打たない限り、現状は変わりません。
もうすぐ4月、多くの組織が新年度を迎えます。
これを期に、行動を変えてみませんか?
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【編集後記】
今日の午後、士業向けのセミナーを行います。
士業のビジネス支援は、少しの間お休みしていたので、
これを期に復活させたいと思います。
(チームを組める仲間が欲しいという実情もあり・・)
今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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