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企業活動の隅々まで浸透してきたシステムと、その今後

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昨日までで企業の基本的な活動と、情報システムの関係について書いてきました。

企業における情報システムの役割は、大量計算やルーチンワーク(繰り返し作業)の自動化から始まりました。
昨日は、その辺りまで書きました。

現代では、システムの対応範囲が著しく広がっており、システム無しでのビジネス設計が難しくすらなってきています。
今回はその変遷を追ってみます。

 

業務の流れを司るワークフロー

その後、コンピュータの著しい発展により、小型化されたパソコン(「パーソナルコンピュータ」という表現は既に死語でしょうか・・)が登場しました。
1人1台のパソコンが配布されるようになっていったのです。

同時に企業内ネットワークが広がっていきました。
1台1台のパソコンが個別に存在しているのではく、ネットワークにつながったことにより、連携して仕事ができるようになったのです。

その連携・流れを支援していたのが「ワークフロー」と呼ばれるもの。
名前の通り、仕事の流れを司るものです。

見積書を起票する営業部門。
販売後に請求書を起こす経理部門。
など、1人で仕事をするのではく、仕事の流れに沿って、それぞれの部門が連携して動くようになりました。

また1つの部門内でも、
見積書を起票する営業担当。
それを承認/却下する営業マネージャ。
というように仕事の流れがあります。

このように社内業務の標準的な流れに沿って、システムが、
必要な役割・権限を持った人に、
必要な作業を促すようになりました。

見積などの伝票を起こすのもシステムですし、ワークフローを司り進捗管理するのもシステムです。

 

協働を促すシステム

そしてシステムはさらに人と人の協働を促すようになります。
具体的にはコミュニケーション、コラボレーションのツールとして発展していきます。

メール(電子メール)が発達しました。
オフィスソフトの発展・浸透により、パソコンで自在に文書が作成できるようになりました。
そして協働のために、文書を保管する場所も必要になりました。
また協働のためにはお互いのスケジュールやタスクも把握できなければなりません。

このような背景から生まれたのがグループウェアです。
Lotus Notes(後にIBMに買収される)が広がったのは、このような時期です。

余談ですが、Notesはクライアント・サーバ型のシステムですから、
サーバ・クライアント双方にアプリケーションのインストールが必要でした。
(MicrosoftのExchange・Outlookの関係も同様でした)

Web時代が到来した後、サイボウズなどがWebインターフェースのグループウェアを投入してきました。
中小企業を中心に、グループウェアはWebにシフトしていった代表的なアプリケーションです。

この頃まで来ると、もはやシステム無しで業務を進めることは不可能になってきます。
それくらい、業務とシステムが密接になってきたのです。

ちなみに日本企業ではあまり浸透しておりませんが、
後にFacebookやLinkedInに代表されるソーシャルが広がりました。
社内の人と、業務に必要なコミュニケーションだけ行われていたものが、
社外の人を含めて、一気に個と個がつながり始めたのです。
(社外で良く活動している人にとっては、日本ではFacebookでつながることが多いでしょう)

 

デジタルビジネスの時代へ

そして、システムは更に我々の業務、生活に深く浸透しようとしてきています。
物理的な距離だけを見ても、スマートフォンは我々のすぐ側にいつもありますし、ウェアラブルデバイスも登場しています。

私たちの周囲には様々なセンサーが取り付けられていきますので、
今後は、常にシステムがある状態が普通になっていくでしょう。

そして身体だけでなく、モノの動きについても同様です。
モノに取り付けたり、どこかに設置したりするセンサーの価格が非常に安くなりました。
そのため、モノの動きをデータ化して、その情報を活かすことができるようになってきたのです。

このように人だけでなく、モノに関しても今までと比べて考えられないほど、
データ化が進んできました。
そう、IoT(Internet of Things)です。

どこに空いている車がいるのか?
どこに移動したい人がいるのか?

それをデータ化して情報交換するプラットフォームを作ったことで、新しいビジネスを作ったのがUberです。
サンフランシスコ界隈のタクシー会社は、軒並みUberに潰されたと聞きます。
私自身、会社員時代にサンフランシスコ出張したときの移動は、Uberばかりでした。

建機メーカーであるコマツは、建機にセンサーを取り付けて建機の動きを把握できるようしました。
それによって顧客に最適な運用方法を提案したのです。(KOMTRAX)
さらに今は、ドローンで空撮した地面データを元に、必要な建機の選定・調達から、工事に必要な工程作成・管理までを一元的に行ってくれる「スマートコンストラクション」を展開しています。

もはや「建機メーカー」と呼ぶのに違和感を感じるほど、ビジネスを進化させているのです。
この紹介動画を見るだけで驚きます。未来を描いたフィクションのようです。

Uberやコマツの例を見ると、企業活動をシステムが支えるという段階を超越しています。
システムがあることで初めてできるビジネスになっているのです。

そして、このような動きは大企業だけでなく、中小企業でも可能なのです。
(Uberは今でこそ時価総額がJRやホンダを超えていますが、つい数年前にスタートしたばかりの企業です)
なお、このようにシステムを有効活用して実践されるビジネスを「デジタルビジネス」と言います。

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【編集後記】
何だか、だんだん1つの記事が長くなってきているような・・

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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