今年の中小企業診断士2次筆記試験は、10月20日(日)に実施されます。あと2ヶ月少々となりました。受験される方にとっては、とにかく時間の足りない日々が続いていることと思います。
この記事では、2次筆記試験までにやっておきたいことを挙げてみます。
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解答プロセスをいち早く身につける
事例Ⅰ~Ⅳに関わらず、特にⅠ~Ⅲについては、同じような解答プロセスが必要になります。事例の違いは、引き出しとして利用する知識が異なるだけです。
解答プロセスをいち早く身につけたい理由は、最も時間が掛かるポイントだからです。解答プロセスが一度、身に着いてしまえば
- 問題文から問われている内容(期待されている解答)を導き出す
- 与件文から解答に使えそうなポイントを抜き出す
- 解答を作成する
というように、細切れの時間を事例対策に当てることができます。しかし解答プロセスそのものが身に着いていなければ、このような細切れ時間の活用がしにくいのです。
残り2ヶ月強。働きながらの受験生が多いこの試験においては、1つの事例にじっくり取り組める時間は、多くの方が持っていないでしょう。とは言え、平日に事例対策を全くやらないのはリスクが高すぎです。
毎日少しずつ、事例に慣れていくためにも、細切れ時間でやれることを進める必要があります。その大前提となるのが解答プロセスを身につけることなのです。
事例Ⅳの計算問題は毎日繰り返す
事例Ⅳの計算問題は、毎日15分でも30分でも行いましょう。
経営分析を1つ。それとは別の基本的な計算問題を1つ。
計算問題は、素早く確実にできるようにしておくだけ、比例して得点が伸びていきます。
どんなに解答プロセスを身につけても、事例Ⅰ~Ⅲは得点に揺らぎが発生しやすいです。
実力に比例して得点が伸びやすいのは事例Ⅳ。
ですから毎日、計算問題に取り組んでおくことが、最もコストパフォーマンスの高い対策です。
私の場合の時間割
私の場合は、出勤前の早朝時間と、昼休みに確実に計算問題をやりました。
通勤の電車に乗っている間は、上述の解答プロセスの一部のみを実施。
帰宅してからの夜の時間は、その日に確保できた時間に応じて、事例対策を行いました。
最寄り駅から会社オフィスまで、自宅から最寄り駅までの時間は、キーワードで想起されることを声に吹き込んで、音声を聞いたりしました。
例えば、事例Ⅰで「組織構造」というキーワードが出てきたら、「事業部制組織や機能別組織が中小企業の中心だな。その他も念のため意識しておく。」と想起しました。一方、「組織行動」が出てきたら、「組織文化、組織学習、組織変革などのソフト面」を想起していました。
事例を解きながら、このような気づきをメモにして、1次試験のテキストで復習します。リストをつくって、それを定期的に見返すことで定着をはかりました。
残り2ヶ月。そんなに新しいことは身につけられません。
- 解答プロセス
- 計算問題練習
- 想起メモ
この3つに集中することで、2次筆記試験に間に合うのではないでしょうか。
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