menu

ツール導入以前の生産性・働き方を考えてみる

LINEで送る
Pocket

昨日、組織で一般的に使われているツールと生産性の関係について書きました。

冷静に考えて、このままだと誤解を招く可能性があると考えたので、
今回で補足をしたいと思います。

 

ツールに依存しても生産性は上がらない

「スマートフォンを導入して、どこでも仕事できるように!」
「タブレットの活用で生産性アップ!」

どこかのチラシに書いてありそうな言葉です。
確かにちゃんと活用すれば生産性は上がるのですが、
何も考えずに、ただ導入すれば生産性が上がるほど、単純な話ではありません。
もし本当にそんなことが起こるのだったら、日本中の企業は、とっくに生産性が上がっているはずです。

ツールは確かに便利なものです。
手書きでノートに経理をつけるよりも、パソコンで入力した方が、後からの修正も楽でしょう。

しかしツールだけから得られる恩恵には限界があります。
実際にはツール「以外」のことが大事なのです。
ツールに依存するのではなく、どう上手く活用するか?という発想になりたいものです。

 

組織の生産性を落とす管理職、上げる管理職

多くの企業を見ていると、組織の生産性を落とす管理職(経営者)と上げる管理職がいることに気付きます。
生産性を落とす管理職が発する指示には、中身が何もありません。

「IoTで何かやれ!」「クラウドで何か考えて」から始まり、「何かアイデア出して」まで。
あるいは自分が若かりし頃の武勇伝を語るだけ、というパターンもあります。

これらは管理職として方向性を示しておらず、
ただ「頑張って」と言っているに等しい言葉です。
本来、管理職が発する指示とは、誰に・何を・どのように・いくらで・いつまでに、というような具体性が必要なのではないでしょうか。

もう1つ、別のパターンがあります。
管理職が全ての答えを出してしまっているパターンです。

顧客像も、提供する価値も、商品も全て考えてしまっている。
でも念のためメンバーに指示を出すという・・
メンバーが必死に考えて提出すると、既に考えられているアイデアに反するものは削られるだけ。
これではメンバーのモチベーションが保たれるわけがありません。

生産性を下げる管理職が居ると、一気に組織の生産性が下がります。
無駄な作業が増えて、コミュニケーションがストレスになり、メンバーのモチベーションが下がるからです。

一方で、生産性を上げる管理職は、方向性をしっかり示します。
しかし、その方向への進み方は、メンバー達の判断を仰ぐのです。

例えばこのニュースを読んだとき。

日本にAI関連で即採用できる人材など、1,000人どころか500人も居ません。
しかし、この規模の社長が示す方向性としては十分だと感じました。
どうやってこれだけの人材を集めるのか?は、部下に任せれば良いからです。

 

仕事の進め方をイチから見直す

管理職である以上、組織の方向性を示す必要があります。
またIT企業の管理職だったら、業務プロセスも意識して欲しいものです。
そういう意味では、個人的に色んな人に勧めまくっているこちらの本を、
この記事でも改めて紹介しておきます。

制度や研修などだけでなく、プロセスや場づくりを含めて、
私達の働き方を大きく変える(=真に生産性を上げる)方法論が書かれています。

昨日も紹介しましたが、人工知能が台頭してくるなどして、
私達の働き方は大きく変わるでしょう。
そういう節目のときだからこそ、目の前のツールに振り回されることなく、
仕事の進め方をイチから見直す良い時期だと考えています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【編集後記】
ITに詳しい中小企業診断士&行政書士仲間とランチ。
面白いディスカッションができました。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【メルマガ 『非常識なコンサルタント』】
独立・起業を目指す方、特に自分らしく働き・生きたい方。
コンサルティングを事業の軸にしたい方に向けたメルマガを配信しています。
こちらから登録できます。

【Facebookページはこちら
「いいね!」すると、ブログ更新のお知らせを受け取れます。
たまに気になるニュースなども通知しています。

ブログ村ランキングに参加しています!
応援のクリックをしていただけると、嬉しいです。
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
にほんブログ村


【セミナー】
ただ今、募集中のセミナーはありません。

勝手にメールを送りつける嫌がらせはしません

自分の能力に制限をかけているのは自分だった話

関連記事

  1. 「うちのエンジニアは高いですよ」と言えるまでの道

    昨日は、30数社のIT関連企業、製造業が集まるイベントを運営していました。今日はそのイベントでの…

  2. 顧客を知り尽くす #487

    こんにちは。渋屋です。昨日も仕事が遅くなり、ほぼ終電で帰宅。&n…

  3. 顧客と会えないことが生むリスク

    小さなチーム、あるいは個人で働いていると、「顧客に会う」のは日常の出来事です。しかし、ネットを通…

  4. 10時出社で進む二極化

    私が社会人になった1999年頃、多くの会社は9時始業でした。数多くのお客様をまわっていましたが、…

  5. コンピューティングモデルの変遷を確認してみる

    物事の変化は加速している。それはコンピューティングモデルについても同様です。クラウドの覇…

  6. FAXより、もっとやめて欲しいのは電話!

    少し前に、もうFAXはやめてくれという、悲痛の声を書きました。「FAXでお申し込み下さい」とか書…

  7. 「満員電車ゼロ」に必要なのは電車などのインフラ整備ではない

    小池都知事の公約「満員電車ゼロ」が話題になっています。満員電車が多くの人にとっての大きなストレス…

  8. IoT時代、良きパートナー開拓が肝になる

    「IoT」という言葉が一般紙などに書かれることが多くなりました。経済産業省が押しまくっているのも…

最近の記事

最近読んだ本

PAGE TOP