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社長はどこまで学ぶべきか

『V字回復の経営』などで有名な三枝匡さんが、とある場所で「日本の社長は不勉強すぎる」と漏らしていたそうです。
(と言うことを知人が言っていました)

まぁ、あれだけ勉強されて、成果も上げている人から見ると、世の中の多くの社長は不勉強に見えてしまうのでしょう。
と思ったところ、「欧米の社長と比べて」というコメントがあったそうです。
三枝さんとの比較ではなく、他国の社長と比べて、日本の社長が不勉強だとしたら、そこには多くの問題が潜んでいそうです。

 

基本的なフレームワークすら知らずして、どう考えるのか?

三枝さんが言うには、「考えるための基本的なフレームワークを知らない」ことが、
日本の社長は不勉強であると仰った背景だそうです。
「3C分析すら知らない社長が多すぎる」と。

なるほど、先人達が考え抜いた結果を思考の道具に落とし込んだがフレームワークです。
それを使うか使わないかは、ナビを使って車に乗るのか、地図と羅針盤だけで歩いて行くのかくらいの違いがありそうです。
先人が考え抜いたことを利用し、さらに遠くに行こうとするのが前者であるならば、
後者は、先人がせっかく考え抜いたことを無視し、自分もゼロから道を辿ろうとするやり方なのかもしれません。

事業を営み、従業員の生活を守る立場にある社長であれば、明らかに前者を進むべきでしょう。
私自身は他国の社長にコンサルティングをしたことはありませんので、比較できませんが、
社長が基本的なフレームワークを知らない、ということに関しては同意します。

コンサルタント出身、あるいはコンサルティング会社の社長でもない限り、
フレームワークを日常的に使った会話にはならないからです。

 

第2領域の学びを習慣化する

とは言え、社長には学ばなければならないことが多々あります。ただ、

  • 急な案件に対応する必要があるでしょうし、
  • 従業員が辞めることもあります、
  • 何らかの事故に追われることもあるかもしれません

いつ急な対応を求められるか分からない責任ある立場だからこそ、
普段は中長期の視点に立って、学びや情報収集の習慣をつけたいものです。

『7つの習慣』で説かれている時間管理のマトリクス。
急な対応を求められる第1・第3領域の出来事が発生しないように日々仕組みづくりをしつつ、
重要かつ急でない、第2領域の時間を増やしていきましょう。

 

社長はどこまで学べば良いのか

ただ、ここで迷うのは、社長はどこまで学べば良いのか?ということです。

経営支援をする人たちは口を揃えて言います。
「社長がもっと勉強してくれれば良いのに」と。
ただ、この言葉は経営支援者の都合に合わせた意見も含まれてしまっている思います。

上述の通り、確かに社長には基礎的なことを学んで頂きたいですが、
経営支援者が望むそれは、「期待値が高すぎでしょう」と思うことも多いです。

社長が見なければならない範囲は、言うまでもなく、多岐に渡ります。
戦略、組織、マーケティング、運営(オペレーション)、財務・会計、情報システム、法務…etc
これらをアカデミックな学びではなく、実務で対応しなければならないのです。

ですから、そこはやはりポイントを押さえた学びにならざるをえません。
私の感覚としては、中小企業経営者であれば、「商売人」として必要な要素を学べば十分だと思います。
具体的には、各分野のテキストから、最も大事な数ページを把握すれば十分なのではないでしょうか。
あとは必要に応じて掘り下げていけば良いのです。

細かな知識を積み上げるよりは、ドラッカーのような原理原則を繰り返し学ぶ方が、
経営に良い効果が得られるかもしれません。

最終的には、元々持っている知識や経営環境などによって学ぶものは変わるはずですが、
「社長は永遠に学ぶべき」という思いは変わりません。
私も負けずに学び続けます。

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【編集後記】
今日は中小企業診断士の資格更新に必要な理論研修でした。
昨日の峠走の筋肉痛がひどいので、寝ないように気をつけていました。。
(思ったより楽しかったので、ちゃんと聴いていました)

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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