日々の気付き

お金だけで幸せになれない本当の理由

先日読んでいた本にドストエフスキーの言葉が紹介されていました。

「貨幣は、鋳造された自由である」

何だか、深く考えさせられる一文です。

 

この社会ではお金がなければ生きていけない

お金は事業を営む者にとっては血液のようなもの。
お金がなくなることは、事業の死を意味します。

事業を営まなくとも、日々の生活をする上で、
自給自足ではない現代社会においてお金は必要です。
食料を買うにも、家に住むのも、全てお金があるからできています。

 

お金で得られる自由は存在する

そしてお金で得られる自由は確実に存在しています。
持っているお金が多ければ、住む場所、得られる教育などの選択肢が増えます。
行きたいところに行き、住みたいところに住み、食べたいものを食べられます。

一方、お金が少なければ、選択肢は減り、仕方なくそれを選ばざるを得ないことになります。

選択肢が増えること。
どれを選ぶのかを自分自身が決められること。
これが自由でしょう。

私自身は中小企業診断士の勉強をはじめとして、
自分自身への教育の機会を与え続けることによって自由を得てきました。
これまでの投資がなければ、間違いなく今の仕事はできていません。

 

お金は「信用」であり、「信頼」は得られない

ただ、お金というのは、あくまでも社会に生きる私たち全体の合意です。
皆で、この紙っぺらや金属に一定の価値を認めているのです。
冒頭の一文にある「鋳造された」というのは、
私の理解では、この合意形成のことを指しているのだと思います。

そしてお金は「信用」です。
それを持っているから、他の何かと交換することができる。「信用」は条件です。

銀行からお金を借りるときに担保が必要なのは、その人自身を信じていないからです。
担保というお金に換えられるモノがあるから、お金を借りられるのです。
つまりお金で得られる自由とは、あくまでも信用で得られる自由、とも言えるでしょう。

一方、私たちは「信頼」を欲しています。
「信頼」は担保のような条件なしに、ただその相手を信じること。
愛情や友情、尊敬などといった、深い人間関係は信頼なしには構築できません。

「お金が全てじゃない」というような台詞は、
私にとっては、信用と信頼を区別することによって理解することができそうです。

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【編集後記】
かなり久しぶりに自由な1日です。
と言いつつ、夕方から1件だけミーティングが入っていますが(^_^;
まずは息子と一緒に本屋に行ってきます。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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