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中小企業診断士にドラッカーを勧める理由

今度こそ、ドラッカーを学び、実践しようと決意しました。
このところ、1日数ペースずつ、これらの本を読んでいます。

自分自身のためにも、経営コンサルタントとして顧客企業に成長してもらうためにも、
ドラッカーは必要だと感じています。
以下、その理由を挙げました。

 

業種・業態に振り回されない本質を身につけるため

ドラッカーが述べていることは、経営の本質ばかりです。
つまり、業種・業態に特化した内容ではありません。

ドラッカーが投げかけてくる質問は、まずは自分自身の事業について考えさせられます。
私の場合、この2〜3週間、

「自分のミッションは何か?」

「顧客は誰か?」

こんなことを何度も書いては消し、消しては書いて、
人に話をしては修正し、修正してはまた人に話して、を繰り返してきました。

ここでの経験は、自分自身の事業の軸を固め、成長させることにつながりますが、
同時に、顧客に対して適切な質問を投げかけるために活きてくるでしょう。

この後に述べますが、現場に落ちないためには、業種・業態に寄らない本質的な経営支援が必要です。
そのためにはドラッカーのようなフレームワークが適切だと思うのです。

 

専門家ほど現場に落ちていくため

高い専門性を持っている人ほど、現場に埋もれていく傾向があります。

会計の専門家が過去の数字の世界に埋もれてしまい、
経営者と一緒に未来をつくる活動ができない(ことが多い)のは、なぜでしょうか。

ITスキルの高い人が、現場のシステムを設計し、構築することに集中しすぎてしまい、
経営者にとって波及効果の高いパラダイムシフトを与えられない(ことが多い)のも、偶然ではなさそうです。

個別スキルが高い専門家ほど、現場で手足を動かす世界に落ちていく傾向があるのではないでしょうか。
高い専門性を発揮できる、楽しい領域だからです。
ただ、ときにはそういうことも必要でしょうが、経営者が望んでいることは、果たしてそういうことだけなのでしょうか?

 

忙しくて手がまわらない状況から脱却するため

現場で手足を動かす仕事を請け続けると、自分の時間に限界がやってきます。
忙しくて手がまわらなくなってしまうのです。
中小企業診断士に限らず、多くの士業がバタバタと働き続けても、少し高めの会社員程度の収入しか得ていないのは、そこに理由があると思っています。

一般的に、手足を動かす仕事は単価が安いことが多いのです。
例えば税理士の記帳代行サービスの相場を見ると、月に1,000円前後のところすらあります。
こんな世界で必死に手足を動かしたところで、学生のアルバイト並みにしか報酬は得られません。

一方、経営者に適切な質問を投げかけ、一緒に考えることは、手足を動かしません。
動かすのは、アタマと口だけです。
パワーポイントなんて作りません。パソコンすら使いません。

何も目に見えるアウトプットを渡さないのは、従来型コンサルの働き方が身についている人にとっては恐ろしいでしょう。
顧客に提供する価値を理解してもらうのが難しいからです。
しかし、その効果は経営者のアタマに直接働きかけるので、経営成績に長期に渡って継続して効いてきます。

だから、その波及効果を分かっている経営者は、高額なお金を支払ってまで、ドラッカーを学びに行ったり、コンサルタントをつけたりするのです。
私の知る高い報酬を得ているコンサルタントの方は、ドラッカーに限らず、抽象度の高い世界を経営者と一緒に戯れています。
(もちろん、いざとなれば専門分野に深く入り込んでいくのですが)

 

ただ、ドラッカーを正しく学ぶためには、適切な先生が必要です。
ひとりでドラッカーを学べる人がいたとするなら、よほどの天才ではないでしょうか。

ここまで書いたような理由から、私は中小企業診断士こそ、正しくドラッカーを学ぶべきだと思っています。
その強い思いを各方面に投げかけ続けたところ、素晴らしい方にご賛同いただき、中小企業診断士向けの読書勉強会を行うことになりました。
先ほどから、私が所属するあるグループ向けに募集を開始したところです。

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【編集後記】
昨日は私の独立のリアルをお伝えするセミナーを実施しました。
参加者からいただいた質問で、新たな発見もあり、楽しく過ごさせていただきました。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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