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発電機を自社で持つ愚と同じことをシステムで行う会社

自社で一般的なオフィスを利用する場合、わざわざ発電機を準備することはありません。
電気は電力会社が提供してくれるから、使いたいときに使うだけです。

同じように井戸を持つ会社もないでしょう。
水は蛇口をひねれば必要量だけ使えます。

システムに関しても同じ環境が整っているのに、
それを活用しない会社が多いのは、なぜでしょうか?

 

クラウドは電力会社、水道局

コンセントにつなぐと電力が供給されるように、
クラウドに接続すれば、ソフトウェアはコンピューティングリソース(サーバー)が使えます。
いわば、システム版の電力会社であり、水道局です。

発電機を準備して、わざわざ自社で発電する会社はありません。
せいぜい、停電時の緊急対応のために準備している工場・データセンターなどくらいでしょう。
これらも通常利用ではなく、あくまでも予備としての位置付けです。

同じように海や川から水を汲んできて、浄水する会社もありません。
にも関わらず、システムに関すると急に何かを恐れ、
自分で発電しようとし、川に桶を持って向かってしまう会社が後を絶ちません。

理由を聞くと、「良く分からないから」、「怖いから」という声が多いことに驚きます。

私は発電所の仕組みなんて分かっていませんが、電気は使わせてもらっています。
水道局の運営に恐怖を覚えてしまったら、水なんて使えません。
極論ですが、信じれば良いのでは?と思います。
(もちろん、適切な機関からの適切な検査・監査があった上でのことです)

また、システム担当者(=専門家)であるならば、
クラウドのことをもっと勉強すべきでは?と感じることも、正直、多いです。

 

クラウドの方がコストが高くなるという噂

次に良く聞くのが、「クラウドにした方が高くなるので辞めた」という声です。
しかし、よくよく話を聞いてみると、2つの点で比較の仕方に誤りがあることに気づきます。

1つは、オンプレミス(自社資産)として利用していたときのまま、
何も変えずにクラウドを利用しようとしていること。
川に水を汲みに行くのをやめようとしているのに、水道から出てくる水を桶ですくおうとしているようなものです。

クラウドにはクラウドの適切な使い方があります。
「できる限り、何も変えたくない」という怠惰が、その背景にあることが多いと思います。

もう1つは、運用コストを含めず、資産のコストと比較していることです。
クラウドのシステムを利用すると、バックアップとか、災害対策とかが簡単に行えるようになります。
またインフラの運用から離れることができるのですが、それを比較に含んでいないことも多いです。

そのような運用コストまで含めてコスト比較すれば、実際にはクラウドの方が安くなります
また単に金額比較をするのではなく、オンプレミスの場合は自社の資産になってしまうこと、
つまり簡単に手放すことはできないリスクを抱えていることを考慮しなければなりません。

 

長くなってきましたので、明日に続けます。

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【編集後記】
風邪、少し回復してきましたが、まだトレーニングできるような状況ではなく。。
週末がもったいないです。

今日も素晴らしい1日になります。感謝!!
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